東京新聞2面で杉原千畝さんのことが出ている。ホロコースト記念館を安倍首相が視察し、演説した中で杉原千畝さんのことに触れ、20日の内外記者会見でも杉原氏を称えており「ユダヤ難民に命のビザ」という見出しで当時の経緯が書かれている。
 改めて平成3年10月、杉原幸子未亡人、ご長男ご夫妻に飯倉公館にお越しいただき、外務政務次官として正式に名誉回復したことは良かったと思うものである。
 あの時、幸子夫人は一言「今日のことがもう少し早く出来たら主人も喜んだことでしょう」とポツリ言われたことが今も胸に残っている。
 政治家は巡り合せでさまざまなことがある。私はあの時、外務政務次官で51年振りの外交関係樹立にリトアニアに向かうことになり、名誉回復をすることが出来たことを考えると、やはり巡り合せ、出会いに感謝するものである。
 杉原さんが称えられる中でイスラム国が人質日本人2人をインターネットで公開している。2人の無事解放を願ってやまない。
 日本政府が全力を尽くして問題解決にあたることを切望するものである。何よりもより正確な情報を得てことにあたってほしい。