昨日、根室市の成人式に出席し感じたのは、約200人の成人の皆さんがとっても行儀よく、整然と式が執り行われたことに感心した。

 成人の代表が実行委員会を立ち上げ、式の流れを作り、まさに手作りの成人式であった。若い人の英知に教えられる点がある。
 何よりも自分達の分をわきまえて式に参加していた姿に将来の根室、北海道を、日本を背負って立ってほしいと思ったものである。
 根室の成人はしっかりしているぞと言う新成人の声なき声を聞いたような気がし、気持ちの良い式典であった。
 昨日のNHK日曜討論会に民主党代表選挙に出ている3人が出演したが、それぞれの主張がなされ、判りやすくて良かった。
 なかでも細野豪志氏が昨年末の衆議院選挙で維新の党との選挙協力について岡田克也候補が非公開の非公表の裏話を8日、日本記者クラブにおける3氏の討論会で暴露してしまったが、細野氏は自然体で淡々と「言った言わないは止めましょう」と呼びかけていたが、細野氏が人間的にも一枚上手だと思ったのは私一人ではないだろう。
 今、民主党のリーダーに必要なこと、求められているのは、「じょう」「なさけ」である。自分の好き嫌いの尺度で敵・味方とわけて政権崩壊に繋がった。一寸した優しさ・慈しみ・思いやり・愛情を持つことである。そして明るくやって行くことだ。仲間内で集まって排除の論理はいけない。
 いつもニコニコして人に会い、そしてオーラを発する細野氏はトップリーダーとしての雰囲気・要素が備わっている。
 政治家、わけても国会議員、海千山千、したたかな人達である。それらをたばねて行くにはふところの深さ、度量、きもわった腹が必要である。
 永田町に45年居て、さまざまな政治家を見てきたが、細野氏には備わったものがある。この有為な人材をかすことによって民主党の再生・創生があると信じてやまない。
 民主党の国会議員・地方議員・党員・サポーターが賢明な、確かな判断をして下さるものと期待してやまない。
 昨日投開票された佐賀県知事選挙は、自民党・公明党推薦の候補が敗れた。政権幹部が応援に入っても勝利することが出来なかった。
 自民党圧勝の流れの中での佐賀知事選挙のこの結果が、4月の統一地方選挙にも少なからず影響することだろう。
 今、地方が疲弊しており、上から、中央の押し付けに対し民意は明かにNOと言ったことを評価したい。