昨日、自民党の候補応援に安倍首相は道内入りした。民主党海江田代表も道内遊説した。二人とも同じ選挙区を廻ったが、鉢合わせする事はなかった。お互い無駄な無用なエネルギーを使わないということなのだろう。
 北海道は本州と違い、1区から12区の内半数近くで自民と民主が競り合っているとの世論調査が出ている。その為、両党とも重点地区と位置づけての党首遊説なのだろう。
 取材した記者さんから「相変わらずの大量動員の自民党」、「コツコツとこまめに街頭で訴える民主党でした」と聞かされる。
 人の集まりは多いほどいいが、イヤイヤ来ている人がいるとマイナス、反対に流れる。その点、民主党の方が自然体である。
 北海道は「アベノミクス」の効果、恩恵は何一つ受けていない。逆に「アベノリクス」で電気代、油代等資材が高騰しこれから真冬に向かって北海道民は大幅な負担増になっていく。
 円安に安倍政権はどんな手を打つのか。国民に説明がない。「この道しかない」といっているが、「この道しかない」は日中、太平洋戦争へと進んだ時の言い振りである事を国民の皆さんはよく歴史を振り返って欲しい。
 1ドル円相場が120円半ばまでいき、7年4カ月ぶりの円安・ドル高である。このままだと年末にかけ、食料品や生活必需品の値上がりが続く。原材料を輸入に頼る日本である。
 油・ガス・円高の時、大量に20年、30年と契約していれば、日本の借金も半分は帳消しになったのにと考える時、長期的視点の戦略的な政治が無かったと言える。
 安倍首相がいくら「アベノミクス」と言っても「アベノリスク」としか聞こえて来ない。
 10月31日日銀が追加の金融緩和を行ったのも円売りにつながり、更に11月18日消費増税先送りを発表したのも円安に拍車を掛けている。
 国民、有権者の皆さんはよくよく考えて欲しい。今の政治は言葉の遊びが多くないか。本当に日本全国あまねく景気が良くなり、潤っているのか。地方の現実、現状はどうか。
 「自民党1党だけが強くなったのでは民主主義にならない。やはり「保革ほかく伯仲はくちゅう」緊張感のある政治が健全である。北海道からその姿を作っていく。
 心ある皆さんのご協力を是非ともお願いする次第である。
 北海道7区釧路・根室管内鈴木たかこは今朝も、朝早くから浜廻り、漁業者の現場を歩いている。
 父親である私でさえこんなに細かく歩かなかったと振り返りながら、寒い中手をこすり白い息を吐きながら、働いている人の生の声を聞く事は良いことだ。
 必ずやこの経験が将来につながる事だろう。
 選挙戦もいよいよ中盤、厳しさを増している。
 「目指します日本のリーダー」鈴木たかこのキャッチフレーズである。
 2期目の挑戦、大きな舞台に向かうステップにして欲しい。いやジャンプに向けての大きな一歩となる事を願ってやまない。日本一の親バカの思いである。
 今日はベストセラー作家で大宅荘一賞作家、知の巨人と言われる佐藤優さんが釧路に入ってくれた。佐藤優さんの奥の深い判りやすい話にお会いした人は「目からうろこ」だった事だろう。仲間内の応援を戴けることは有難い限りである。
 義理で選挙の時だけ姿を見せる連中と違い、佐藤優さんも松山千春さんもいつも釧根、北海道に目を向けてくれる。何よりも鈴木たかこをいつも心配し指導してくれている。この絆きずながいつの日か大きく活いきる。
 その時が楽しみである。