はたまたとんでもない発言が出てきた。北海道議会議員が道議会の委員会で「アイヌが先住民族かどうかは非常に疑念がある」と質問している。頭に虫が入っているとしか言いようがない。
 2008年(平成20年)6月6日、衆・参両院で「アイヌ民族を先住民族とすることを求める決議」を自民党を含む全会一致で可決している。
 私は差別と偏見にあったアイヌ民族に権利の確立を求め、更に先住民族として認めるよう何本も質問主意書を出してきた。
 当時、自民党の今津寛代議士が私の質問主意書に注目してくれ、超党派の議員連盟を立ち上げ、平成20年北海道洞爺湖でサミットが行われることになりその前に国会決議をしたのである。
 何を持って「疑念がある」のか。「あなたの頭作りの方が疑念ではないか」と問いたい。
 事実でない、真実でない間違った認識、受け止めは即刻改めてほしい。
 政治家は言葉が命である。しかも神聖な議会での発言は確固たる裏付けに基づくものでなければならない。議員としての基本である。
 8月にも札幌市議会議員が「アイヌ民族なんて今はもういない」と書き込んで市議会から議員辞職勧告決議を受けている。そして今回の「またか」という発言である。しっかりした正しい歴史認識と経緯を踏まえた発言をすれと厳しく指摘したい。
 朝一便で旭川に飛び、留萌に向かう。11時から来春の道議会議員選挙に立候補を表明した私の秘書である浅野貴博君の事務所開きに出席。
 悪天候の中、留萌市、管内から大勢の人が来て下さり感激した。
 時あたかも衆議院解散間近である。タイミングの良い事務所開きで後援会関係者に心から感謝したい。
 来年4月の地方選挙の前に衆議院選挙がある。先ずはここをしっかり闘って来春の選挙に繋げて行きたい。
 夕方、東京に戻り打ち合わせ。