昨日11月9日、もう25年前1989年の出来事になるが、ベルリンの壁が取り壊れた日である。
 あれから4分の1世紀が過ぎ、若い人にはピンと来ないかもしれないが、歴史が動いた日だ。
 そして2年後、1991年共産主義ソ連がなくなり、自由と民主、自由経済のロシアになった。
 ベルリンの壁によじ登り若者がハンマーで壁を壊していく映像が今も鮮明に脳裏に焼き付いている。東西冷戦が終わった瞬間でもあった。
 今、世界の大国がナショナリズム、帝国主義化し「新冷戦時代」へとマスコミ用語に登用してくるが、いつか来た道を作ってはいけない。日本が主導的役割を果たし対立を作らせないことである。
時あたかも中国北京ではAPEC(アジア太平洋経済協力会議)が行われている。安倍首相の出番である。
 フィギュアスケート男子、グランプリシリーズ第3戦中国杯で日本の羽生結弦選手はフリー直前の練習中に中国選手とぶつかり、頭・顔から血を流してしまった。
当然棄権するのではと思われたが、羽生選手は強行出場し、堂々たる2位銀メダルを獲得した。並大抵な精神力ではない。さすがソチ五輪金メダリストである。
試合後、頭と顔を縫ったそうだが、改めてその心意気に敬意を表してやまない。
日本に帰り精密検査を受けるとのことだが、何もないこと願う。世界一流の選手は心も一流であることを羽生選手は照明したことになる。
羽生選手の今後一層の活躍を期待するものである。