日中首脳会議が、APEC(アジア太平洋経済協力会議)が行われる北京で行われる見通しとなり、大きく報道されている。
 隣国でありながら、2年半も首脳会談が出来なかったことは、異常であったが、やっとテーブルにつけれることは、良い事である。忌憚きたんのない未来指向での会談を期待したい。
 日ロの首脳会談もAPEC(アジア太平洋経済協力会議)で行われるが、安倍首相がプーチン大統領に一日も早い訪日を強く話すことが大事である。
 平和条約交渉、北方領土問題解決は、日本がカードを切らなくてはいけない。ウクライナ問題で、欧米に気を使い、日ロ関係が冷えてしまったが安倍首相と、プーチン大統領の相性は、森-プーチン両氏と同じように良いと受け止める。
 安倍首相に歴史の一ページをつくって頂きたいと願ってやまない。
 来週は北京でのAPEC、ミャンマーでのASEAN(東南アジア諸国連合)オーストラリアブリスベンでのG20と外交の一週間である。安倍首相の腕の見せ所で、明るいニュースを待ちたい。
 伊藤鹿児島県知事は、川内原発の再稼働に同意すると記者会見している。活火山地帯にある川内原発の安全性が、本当に担保されているのか、もう少し時間をかけて検討しても良いのではないか。もし何か起きた時は、伊藤知事も、岩切薩摩川内市長もいの一番に原発に飛び込んで処理にあたる覚悟と決意を持って決断しているのか。官僚が決めたベルトコンベア式の手続きを鵜呑みにしてよいのかと頭をかしげるものである。
 原発が稼働しなくても、電力は間に合っている。大幅な円安で原料高になり、電力料金を上げざる得ない状況を原発が動いていないからというのは、すり替えの議論である。
 原発再稼働は、今は、必要でない事を徹底的に訴えていく。
 東京電力、福島原発事故の処理も終わっていないのに、原発再稼働ありきには断固反対である。