産経新聞前ソウル支局長が韓国検察より大統領の名誉毀損罪で在宅起訴された。
 日本のメディア関係者は言論の自由侵害に対する重大かつ明白な侵害だと反発している。
 ここで大事なことは産経新聞の加藤前支局長が8月3日記事にした4月16日、フェリーセウオル号沈没事故の際、朴大統領が7時間所在不明で特定の男性と会っていたとの記事が事実かどうかをはっきりすべきである。
 噂や裏付けのない、事実でない話を不特定多数の人に流すのは公平・公正でない。言論の自由侵害うんぬんと居丈高いたけだかに言う前に、報道は真実を伝えるのが最大の使命である。これを確認してからメディア側も反論すべきではないか。
 ためにする話、事実でないことを針小棒大しんしょうぼうだいに伝えるのは逆にマスコミが自分で自分の首を締める行為に繋がる。
 12年前、私自身が「ムネオハウス」「北方領土人道支援」「アフリカODA」で逮捕されると全く事実でないことが報道され、今もその負の遺産が残っている。
 韓国検察が在宅起訴とした記事について加藤前支局長が裏付けと確かな事実を示せば何も問題にならなかったのではないか。
 「朴大統領が4月16日、7時間も所在不明であったのかどうか」「特定の男性と会っていたのかどうか」はっきり答えてあげればよいのではないか。
 居丈高いたけだかに強く言うことが正義ではない。事実関係を明らかにすれば済むことではないか。
 冷静に見つめ、確かな事実関係、裏付けのある説明をした方が将来の為になると考えるものである。
 18時半から松山千春さんの秋のコンサートツアー初日、厚木コンサートに足を運ぶ。