北方領土択捉島の新空港に、サハリン州ユジノサハリンスクからの第一便が到着したと、北海道新聞は1面写真付きで報道している。
新空港の建設が進んでいたことは、昨年のビザなし交流で択捉島を訪問した時も見ており、島のロシア化が具現化されてきていると感じたものである。
22日の開港式典にはホロシャビンサハリン州知事が出席し、24日、25日には、セルゲイ・イワノフ大統領府長官が視察するとのことだが、日本はただ指をくわえているだけでよいのか。こんな時こそ打って出なくてはいけない。
ウクライナ問題でもアメリカの言いなりで動くのではなく、地政学的に隣国であるロシアとの重要性を鑑み、日本独自の立ち位置、外交が必要ではないか。

安倍首相の誕生日、還暦にプーチン大統領はお祝いの電話をしてきた。これは日本に対する配慮だと私は見ている。
幸い国連総会が始まる。日露外相会談、日露首脳会談をしていくべきだ。事務次官協議も速やかに行うべきだ。先を見据えた外交力を発揮してほしい。

国連で、先住民族の権利保護拡大について話す、先住民族世界会議がスタートした。
日本からアイヌ民族が参加している。
先住民族の権利確立を一貫して訴えてきた新党大地であり、こうした会議が国連で初めて開かれることを多とした。
これからも尚一層アイヌ民族の権利確立、文化伝承を図り、何よりも自然を敬い、自然と共生してきたアイヌ民族の生き方を学ぶべきだ。
また、北方領土は、アイヌ民族が先住民であったことを踏まえて、北方領土問題解決にもアイヌ民族の歴史を活かしていきたい。
差別や偏見は断じてあってはならず、このことを反省しながら、更に新党大地はアイヌ民族と寄り添って参りたい。

一日札幌で過ごす。
穏やかな秋晴れで、山を見ると少し赤みがかっている。自然は公平に時の移り変わりを知らせてくれる。改めて自然に感謝したものである。