昨日朝、羽田空港で飛行機の搭乗まで時間があったので、NHKTV、「特集・明日へ-支えあおう・『最愛の妻に会いたい。行方不明者の海中捜索』」という番組を見ることができた。
 東日本大震災の大津波で大変な犠牲者が出た宮城県女川町のご主人が、いまだ発見されない奥さんを自らダイバー資格を取り懸命に捜している姿だった。
 銀行に勤めていた奥さんは、屋上に避難して津波に遭ったが、その奥さんを捜すご主人の姿は、なんとも言えぬ心揺さぶられ、胸の痛む思いで拝見した。ナレーションの有働由美子さんの話し方がより臨場感あふれ胸を打つものであった。
 あの大震災から早くも3年半。避難生活を余儀なくされ、仮設住宅にいる人達、まだ見つからない人がいる現実、なんとも悲しく辛いことである。1日も早い行方不明者が見つかります様にと祈った次第である。

 昨日投開票の、全国的にも注目された沖縄名護市議会議員選挙は、米軍普天間飛行場の名護市辺野古移設反対派が16人当選し、容認派は11人の当選となった。
 この地元の民意は、1月の市長選に続き、民主的手続きによる、一番身近な市議会議員選挙でも示され、同じ結果となった。
 この厳粛な事実を踏まえるのが、現実的政治でないか。急いで慌てて辺野古埋め立てをすべきでない。沖縄県民の思い、心を踏まえて米国と今一度話し合うことである。
 日米同盟というなら、それほどの信頼関係があるなら、話し合うことは可能ではないのか。外務、防衛、両担当官僚はしっかり民意を踏まえるべきである。
 外務、防衛の両大臣は官僚を正しく指導すべきである。今一度冷静に普天間の移設の歴史的経緯と、どうして名護市が受け入れてくれたのか、しっかり外務、防衛の大臣、副大臣、政務官は勉強して沖縄の声にこたえてほしいと願ってやまない。