「アイヌ民族なんて今はもういない」とツイッターに書き込んだ金子やすゆき札幌市議に対し、所属する自民党会派が今になって金子市議に会派からの離脱を勧告している。
 当初、自民党会派は「個々の見解に基づく発言」として処分しないことにしていた。
 世間の声が厳しくなると手のひらを反したように慌てて離脱勧告である。
 そもそも金子市議の「アイヌ民族はいない」という頭作り、歴史観、とんでもない間違った認識である。
 政令指定都市札幌市議として大丈夫か、頭に虫が入っているのではないかと言いたい。自民会派の議員も問題が起きた時すぐ処理すべきでなかったか。
 差別と偏見に会い、苦難の道を歩んできたアイヌ民族である。新党大地鈴木宗男は今回の金子札幌市議の発言を期に、更にアイヌ民族の権利確立に向け汗をかいて参りたい。
 読者の皆さんのご協力を是非ともお願いしたい。
 昨日昼の安倍首相と石破幹事長の1時間20分にわたる会談がテレビ・新聞の政治面を賑わしている。
 昨日も触れたが、最高権力者である安倍首相の立場がいかに強かったかを物語る結果である。
 今回の流れを見ても一つはっきりしていることは、6年前「お友達内閣」と揶揄されたが、現安倍内閣にはそれぞれの立場でプレイヤーがいることである。菅官房長官はじめそのプレイヤーが落としどころを考えて動いている。安倍首相のことを第一に石破幹事長のことも踏まえて安倍政権のため汗をかいているのである。この点、6年前と180度違う。
 あの挫折から何時の日かを心して来た同志的プレイヤーの中心が菅官房長官であると思うが、なかなかしっかりした体制だと感心すると同時に良い政治を展開してほしいと願ってやまない。
 良い政治とは国民の思いを、声なき声を具現化することだということである。
 昨夕から福井県に行き、福井後援会会合。今日は11時から福井市で大変お世話になっている方の息子さんの結婚披露宴に出席。
 14時30分、小松発で羽田に出て乗り継いで千歳に行き、札幌で羅臼後援会会長の娘さんの結婚披露宴に出席。終了後、札幌の新党大地担当記者と懇談。
 福井も札幌も秋近しを感じさせる。季節の移ろいを感じながら自然は公平で正直だとつくづく思うものである。