理化学研究所で小保方氏の指導者であり、新型万能細胞(STAP)論文に係り、捏造・すり替えと批判された笹井副センター長が自殺され、一昨日、家族に宛てた遺書が家族より公表された。
 家族には有難うという感謝とマスコミのバッシングに心労をきたしたこと等が書かれていたと報道されていた。
 12年前、ムネオバッシングにあった者として笹井副センター長の心情は理解できる。
 私も心が折れそうになり「死」というものが頭に浮んだり出てきたこともあったが、家族の支えと松山千春さんはじめ後援者の「鈴木宗男を信じている」という励ましで私は最悪の選択をしないですんだ。
 同時に私も負けてたまるかという反骨の精神はいつも残っていた。
 自殺された人に「どうして自殺したのか」と問うのは愚問である。それは本人以外にわからないことなのである。第三者が詮索してもどうにもならないのだ。興味本意の報道はいらない、真実のみを知らせるところに報道の報道たる所以があるものと考える。
 帯広から足寄町大誉地の実家に行き、お盆の墓参りとお寺さんでのお盆法要をする。
 懐かしい故郷の景色を見ながら亡き両親・ご先祖様に心から感謝して手を合わせる。
「故郷の山に向いて言うことなし、故郷の山はありがたきかな」をしみじみ想い起し、故郷の人情と風に触れながら気持ちの良い一日であった。