22日、ウクライナドネックで撃墜されたマレーシア機のブラックボックスがマレーシアの捜査当局者に引き渡された。

 遺体は保冷機能が備わった列車で運ばれ、オランダに搬送されると報道されている。

 昨日まではブラックボックスはどこに行ったかとか、引き渡されないと言った論調で遺体も収容されていない。粗末に扱われているといった報道だったが、この変化はなんなのだろう。冷静に真実だけを報道することが大事である。

 一刻も早い原因究明が待たれる。

 安倍首相は昨日イスラエルのネタニヤフ首相と電話会談し、パレスチナ自治区・ガザ地区での戦闘で多数の死傷者が出ていることに停戦を求めたと報道されている。

 タイムリーに電話することも大事だし、イスラエル側だけでなくパレスチナ側にもテロはいけないという電話をすることがバランスの取れた外交ではないか。安倍首相を支えるプレーヤーの方々の役割に期待したい。

 新検事総長に就任した大野恒太郎氏が産経新聞「きょうの人」欄で「検察には供述を重視した時代の成功体験がある。だが、社会は変わりつつある。20・30年先の将来を考え、未来志向で積極的に改革を進める」と述べている。

 「供述を重視した成功体験がある」というが、この密室での供述が冤罪を生む温床になり、だから今、可視化をすることになったのではないか。

 シナリオ・ストーリーに沿った「ありき」での捜査があったことを頭に入れて未来志向で更なる改革を考えてほしいものである。

 上からの押し付け、上からの目線で改革は出来ない。盛り上がる下からの声、目線で初めて改革が実践できると私は思うのだが。