昨日のムネオ日記で学童疎開船対馬丸のことに触れたが、多くの人から「対馬丸沈没地点発見の経緯を初めて知りました。当時の小泉純一郎厚生大臣はじめ、厚生省の官僚の考え、態度は人としての心がありません」等々の声が寄せられた。
 「対馬丸の船体確認に対する厚生省の考え方」の文章の中にあるが、子供たちが乗った船と軍艦を一緒に扱うその頭作りに読者の皆さんも驚いたのではないか。
 あわせてこの官僚の説明を鵜呑みにしてきた歴代大臣も官僚の手のひらに載っていたことになる。
 よく鈴木宗男は官僚を恫喝したと12年前ムネオバッシングが始まった時言われたが、私は役人に厳しく言ったのは「役人が嘘の報告、すり替え・ごまかしの説明をした時と、全く聞く耳を持たない官僚の上から目線の感覚で言って来た時」だけである。
 佐藤優さんの「人に強くなる極意」(青春出版社)ページ24・25に書かれている。
 国民から選ばれた下から目線の私の考えが正しいのであるから、自信を持って指導したのである。
 高級官僚は自分中心の価値観で生きているからあまり指導や注意されることに慣れていないので、私なんか変わった政治家だと思われたのであろう。私から言わせれば、私の考え、姿勢が当たり前なので勘違いしてもらっては困るというのが私の思いである。
 今、お蔭様で市民が、一般の人が私に対し好意的であり、この点有難い限りである。
 対馬丸について船体が発見され写真でも確認できた時、橋本龍太郎総理から「ムネちゃん(橋本総理は機嫌の良い時は私を呼ぶ時ムネちゃんと呼ぶ)ムネちゃんのお蔭で天皇陛下に報告してきた。対馬丸の写真を考え深げに見ておられた」と興奮した上ずった声で話されたことが今も想い出される。橋本総理は今天国でどう思っていらっしゃるだろうか。
 私は巡り合せご縁に感謝の気持ちで一杯である。
 昨日、朝5時からのワールドカップサッカー日本対コロンビア戦を日本必勝の気持ちでテレビ応援した人が多かったのではないか。私も勿論、その一人である。
 結果は負けたが、圧倒的格上のコロンビアと前半五分に、いや優位にゲームを進め、後半に期待をしたが力尽きてしまった。
 FIFAのランクからしても日本は大接戦、健闘だったと私は評価したい。4年後、強くなった日本チームを見たいものである。
 16時から6月東京大地塾。暑い中、大勢の人が参加して下さる。
 「集団的自衛権と公明党」というテーマでいつも通り佐藤優さんにお話しを戴く。
 いつもながらの知の巨人 佐藤優さんの分析力に教えられること大であった。