昨日の閣議でアイヌ文化を守り継承する拠点を作るべく北海道白老町に「民族共生の象徴となる空間」(いわゆる象徴空間)が決定され、2015年度に予算措置されることとなった。
 私は平成17年、新党大地を立ち上げてからアイヌ民族の権利の確立を訴え、アイヌ民族を日本の先住民族として認めるよう政府に訴えてきた。
 平成20年6月、衆・参両院で国会決議をし、私の質問主意書に答える形で「アイヌ民族は日本の先住民族」と初めて政府に認めさせた経緯がある。
 差別と偏見に合った苦難の歴史を持つアイヌ民族に少しでも応えていきたいという思いで活動して来たが、一歩ずつではあるが私の地道な訴えは前進している。
 21世紀は環境の世紀と言われるが、自然と共生し、自然を敬ってきたアイヌ民族の歴史と文化は今まさに重く尊いものだと理解すべきである。
 私はこれからもアイヌ民族の権利確立と、歴史・文化を守るため尽力して参りたい。
 その姿が「政治は弱い人の為にある」「政治は恵まれない人の為にある」を実践することになるのである。
 朝7時に釧路管内川湯をスタートし、10時から帯広でお世話になった方の告別式参列。32年前を想い起し、感慨無量であった。
 午後から帯広市内を挨拶廻りする。雨も上がり、爽やかな帯広の天気に感謝した次第である。