日米首脳会談で尖閣諸島は日米安全保障条約の適用対象であるとオバマ大統領は明言した。しかし領有権については触れていない。
 尖閣は日米安保の適用とはクリントン大統領も発言している。安保の適用を認めながらも日中で平和的に解決するよう言及している。米国はしたたかに、かつ日本・中国をよく見据えて発言している。
 日米同盟と良く表現するが、それならばどうしたら日本の主張が、立場が伝わるか戦略をしっかり練るべきである。言葉の遊びはいらない。
 日本の生きる道として日米関係も大事だが、私は日露関係も重要だと考えている。
 みんなの党が渡辺喜美前代表の8億円問題で「違法性なし」と発表したが、違法性があるかないかは検察・警察の判断である。
 世論の受け止め、動きを良く見ながら、連中は機をうかがっていることだろう。
 8億円の他に別途6億円の借り入れも明らかになった。使途についても明らかにしてない。益々どうなっているのか説明責任が求められる。
 渡辺喜美前代表が5500万円、奥さんが3500万円、具体的な使途について何も明らかになっていない。巨額のお金が何に使われたのか、これだけの話題になり渡辺喜美氏自身責任を取って代表を辞めたわけだから再起を期す上でも堂々と説明責任を果たすべきである。
 渡辺氏ご自身が鳩山由紀夫氏の子ども手当、脱税についても、小沢一郎氏の西松事件の際も、細川護煕氏の東京佐川についても厳しく説明責任を果たせと言って来た過去がある。
 「他人には厳しく、自分には優しい」というやり方はとうてい理解されない。正直に事実を明らかにすることが将来に繋がる唯一の道であると最高の親切心で渡辺喜美前みんなの党代表に進言したい。
 公人・国会議員である以上、進んで説明責任を果たすべきである。
 7時10分羽田発で女満別空港に行き、10時から網走市で大変お世話になった方の告別式に参列。弔辞を読みながら心からのご冥福を祈る。
 昼過ぎの便で東京に戻る。19時半から講演。
 今日の網走は20度近くまで気温が上がり、東京も春真っ盛りの感である。自然は公平にそして分け隔てなく季節の到来を教えてくれる。自然に万物に感謝してやまない。