朝のTV報道番組にめずらしく菅官房長官が出ていた。日米韓首脳会談、消費増税について非常に落ち着いた対応をされていた。改めて内閣の要としてこの人が安倍首相を支えていると思ったものである。
 この日米韓首脳会談で冒頭安倍首相が韓国語で朴槿恵クネ大統領に挨拶されていたが、誰が振り付けた浅知恵なのだろかと思った。日韓関係が良好なときならばよいが、オバマ大統領の仲立ちでセットされた首脳会談である。緊張感をもってのぞまなければならない時に、「軽くみてるわね」と受け止められるフシがある。真ん中にいたオバマ大統領もキョトンとしていたのではないか。
  気を遣ったつもりが時には逆鱗に触れたり、気分を害したりすることがある。呉々も総理の取り巻きにいる人は国益がかかっていることを頭に入れて念には念を入れて対応してほしいものである。
 同じく報道番組でみんなの党渡辺喜美代表の8億円借り入れ問題が大きく取り上げられていた。先日も触れたが、渡辺喜美代表は小沢一郎さんの西松献金でも、鳩山由紀夫さんのお母さんからの子ども手当の件でも、細川護煕さんの東京佐川急便の件でも「身を処すべきだ」「国民に説明責任を果たすべきだ」「辞職に相当する」等々厳しい事を申されてきた方である。ここは自分の言ったことに責任を持つ対応をすべきではないか。
 又、今朝の報道番組では袴田さんのことも大きく扱われており、改めて袴田さんが自由の身になり本当によかった。
 48年間の塀の中での生活から社会に順応するには相当の時間を要するだろう。そのことを考えただけでも塀に閉じ込めた袴田事件をつくりあげた悪しき権力、警察、検察官に、そしてデタラメな調書を鵜呑みにした裁判官に改めて強い憤りを感じるものである。
 私も今、再審請求をしている身であるが、真の公平・公正な社会にするため、全力で闘っていく。
 間違った権力によって人生挫折や失望を味わった多くの人がいる。その人達の為にも誰かが闘わなくてはならない。鈴木宗男が闘うという使命感を持って闘って参りたい。