静岡地裁は袴田巌死刑囚の再審請求に対し、再審開始と刑と拘置の執行停止を決定した。
 村山裁判長は「無罪を言い渡すべき明らかな証拠」、更に5点の衣類は袴田死刑囚の物でなく「後日、捏造ねつぞうされた疑いがある」と断じた。
 私も袴田巌死刑囚救援議員連盟を立ち上げ、現在は鈴木たかこ代議士が私に代わり活動しているが、今日の判決にホッとする。夕方、袴田さんが釈放され本当によかった。
 谷垣法務大臣の人道的見地からの人としての道を法務組織の一部であり、法務大臣の指揮命令の下にある検察を正しく指導してほしいと願ってやまない。
 それにしても48年間、堀の中に閉じ込められていた袴田さんを想う時、悪しき権力、当時関与した検察・警察関係者を断罪したい。
 「人として、人間としてやってはいけないことをした輩を堀にぶち込んでやりたいものだ」と言った過激な話も何件も寄せられた。
 袴田さんご本人やご家族からするともっと強い怒りや何とも言えぬ思いがあることだろう。これからも袴田事件の成り行きを見守って参りたい。
 昨日来、みんなの党渡辺善美代表が2010年の参議院選挙前に3億円、2012年衆議院選挙前に5億円ものお金がDHCの吉田会長から受け取っていたことが大きく報道されている。
 渡辺氏にお金を渡した吉田会長が詳細にご丁寧に金額を書いた振込書も明らかにしている。渡辺善美代表も純粋に個人として借りたとコメントを出している。これほどの多額のお金が右から左へと動かせるとは世の中大した人がいるものである。  これほどの多額のお金が動いたことに「政治資金規正法とか、いや所得税法にも引っかかるのでは」とメディアは触れている。
 みんなの党渡辺善美代表がなぜ表に出て堂々と説明責任を果たさないのか。私の経験からも日を置くと一方的な話が一人歩きする。
 公党の代表である渡辺代表が一刻も早く公の場で判りやすい説明をすることをお勧めしたい。
 甲子園に駒大苫小牧校の応援に行く予定だったが、袴田判決等あり急遽中止する。残念ながら9回サヨナラ負けとなったが、夏に期待したい。
 16時から東京大地塾、今月も佐藤優さんを講師にウクライナ情勢の直近の分析をして戴く。専門家としての報道とはひと味違う見方に出席者も勉強になったのではないか。