ウクライナ情勢に関し、岸田文雄外務大臣は2日夜、ロシアがウクライナへ軍事介入の準備をしていることについて「深刻な懸念と憂慮を表明する」と談話を出したと報道されている。
 日本は欧米とウクライナについては温度差・距離感がある。「ウクライナの国内問題、ウクライナの国民の民意を見守りたい」という態度を顕示けんじすべきである。
 アメリカの動きはシリア問題での意趣返しのような感もする。そんなアメリカに引きずられると日本は国益を損なう。
 過去のイラクの大量破壊兵器、イランの生物破壊兵器、シリアについてもアメリカの読みとは違った結果だった。ここは慎重な姿勢で事態の推移を見守ることが一番である。
 衆議院選挙制度についてやっと衆院議長の下に有識者による第三者機関の設置が決まったと思ったら、自民党内から第三者機関に決定権を持たせてはならない。国会議員が最終決定すべきという声が上がったと聞く。何を今さらと首を傾げるものである。自己保身の身勝手な主張は国民から嫌われる。ここは思い切って身を削り、血を流す決断が必要である。
 その為にも有識者による公平・公正な観点での議論がなされることが求められているのである。
 一昨年の解散で国民に約束した定数削減・一票の格差是正は待ったなしの国会の責任である。一日も早く第三者機関を設置し、早急に結論を見出してほしいものだ。
 午前中函館市内を挨拶廻りし、昼の便で羽田に向かい乗り継いで大阪に行く。
 18時半からやしきたかじんさの偲ぶ会に出席する。私もやしきたかじんさんのさまざまな番組に出る機会が何度となくあり、やしきさんは心に残る一人である。ご縁に感謝し、心からのご冥福をお祈りさせて戴く。
 人生80年の今日こんにち、あまりにも早い旅立ちにやしきさんご本人が一番無念だったことだろう。