16時から2月東京大地塾を開催する。今日のテーマは証人テスト・ウクライナ情勢・日露首脳会談についてだった。

2月1日の朝日新聞1面・39面に出た「検事、証人に想定問答集 鈴木宗男氏汚職事件、内容通り証言」「『検事、こう答えて』 メモ239項目 暗記促す 『記憶ゆがめる』『誘導尋問』」を具体的に説明する。

鈴木たかこ代議士が21日の法務委員会で質問をし、法務省林刑事局長の官僚的答弁を紹介する。

刑事訴訟規則第191条の3で証人尋問の準備、同じく第199条の11で記憶喚起のための書面等の提示は認められているが、「こう聞くからこう答えろ」は誘導であり、あってはならないことを検察官は行っている。

まぎれもなく誘導尋問をしていることを正直に認めないこの検察官の態度・手法が事件を作り冤罪を生むのである。しっかり闘っていくことを出席者の皆さんに申し上げた。

佐藤優さんからアンネの日記棄損に対してこれが日本にとって重大になってくる。一日も早く犯人を逮捕することが必要である旨話された。

アンチユダヤ主義が日本で起きていると世界から受け止められると日本は致命的傷を負うことになるからだ。

ウクライナ情勢について日本の出方によってはロシアとの関係、北方領土問題にも大きな影響を与える。ここは欧米と組せずウクライナの国内問題として日本は受け止めていると目に見えた形で発信しておくことが大事との認識であった。

私も同感である。1999年小渕総理の時、チェチェン問題について欧米はロシアを人権問題でG8外相会談で叩こうとした際、私は断固反対した。

河野洋平外相になり外務官僚は人権派の河野外相が喜ぶと思って欧米と組もうとしたのである。その時の総合政策局長が竹内行夫だった。

私は「小渕総理がチェチェン問題はロシアの国内問題だと言っているのに何故外相が小渕総理をさておいて政策変更ができるのか」と主張した。

結果的に日本は欧米と組せず、これが日露関係を繋ぐ元になった。

2002年、野上次官が更迭され竹内行夫外務次官になり外務省から事実でない鈴木メモが流出した。

1999年のチェチェンの経験からも今回のウクライナ情勢はウクライナの国内問題、ウクライナの民意を見守る姿勢が一番であると説明し、皆さん納得してくれた。