NHKの籾井勝人新会長は25日、会長就任記者会見で随分思い切ったことを言っている。 報道によると従軍慰安婦はどの国にもあったとか、特定秘密保護法について心配ないとか、国際報道で尖閣・竹島など領土問題について明確に日本の立場を主張するのは当然だ、政府が右と言うものを左と言うわけにはいかない、政府とかけ離れたものであってはならないとか、どう考えてもNHKの会長としてここまで言って良いのか問われることだ。読者の皆さんはいかが受け止めるだろうか。 自分の考えを持つのは当たり前だが、公共放送のトップとして就任記者会見での発言としては問題だ。 領土問題に尖閣を入れているが、日本の領土問題は北方領土と竹島だけである。尖閣は日本の領土であり、実効支配しているので領土問題ではない。領土問題とわざわざNHKの会長が言うと中国がこれ幸いと言ってくるだけで、相手に口実を与えたようなものである。基礎体力が問われる発言ではないか。国会が始まったので当然審議の中で籾井会長自身が国民に説明責任を果たすべきである。又、国民から選ばれた国会議員はしっかり事の真意を正すべきである。それにしても頭に虫の入ったような話にびっくり、驚くものである。朝の便で千歳から東京に戻り、私が大会長を務める空手道大会の開会式に出席する。その後、帝銀事件を語りつぐ会、袴田巌さんを救う会、民間団体の新年会等に出席し挨拶する。日曜日でも政治家には種々日程が入るものである。