海上自衛隊の輸送艦「おおすみ」と釣り船が衝突し、釣り船の2人が亡くなっている。過去にもこうした事故が起き、多大な犠牲者を出したこともあるが、艦橋には見張りが必ず付くことになっており、どうしてこうしたことになったのと、又、釣り船に乗っていた4人は救命胴衣を着けていなかったと言われているが、これも油断・隙があったのか。
いずれにせよ起きてはいけない、いや、起こしてはならない事故がまた起きてしまった。
 昨日テレビ報道を見ながら感じたのは、海上自衛隊の情報開示が遅いことである。こうした事故が発生したら「現在把握している状況はこうです」「人命救助最優先でやっております」とか瞬時に知らせることが一番である。海上自衛隊呉基地前からテレビが中継していたが、「報道は入れません、シャットアウトされております」と伝えられると「何か隠しているのか、都合悪いことがあるのか」となってしまう。無用な邪推(じゃすい)をさせないためにも間髪入れず情報提供するのが必要ではないか。上から目線の対応では後でそのツケが大きくなるのである。12年前の私の経験からしてそう思うのだが。
 朝日新聞1面に「進次郎氏『舛添氏応援に大義はない』」と大見出しで記事中には「『私は応援しない。応援する大義はないと思う』小泉進次郎復興政務官(32)は15日、視察先のさいたま市で記者団にこう語り、東京都知事選で舛添要一元厚生労働大臣を支援する自民党の方針に公然と反旗を翻した」と出ている。小泉親子が都知事選のキーマンになってきたような気がする。
 そもそも「原発ゼロ」というフレーズを堂々と平成24年12月の選挙公約で書き、主張したのは新党大地である。
 あわせて原発ゼロにした時のエネルギーの裏付けはロシアのガス・LNG(液化天然ガス)・油と明確にした。
他の政党は「卒原発」とか「脱原発」でその裏付けは自然再生エネルギー・太陽光・風力・水力といった産業を興すまでに至らない、更には現実に合わない話であったことを読者の皆さんにはよく知ってもらいたい。
 原発は安い・安全だという話は東京電力福島原発事故でなくなってしまった。危ないものはいらない、原発がなくても世界一のエネルギー大国ロシアとしっかり向き合って行けば何も心配することはない。私はこのことを20数年前から主張している。
 都知事選挙は原発問題だけではないが、国民生活の安心・安全の上でエネルギー問題は避けて通れない。原発賛成・反対、喧々諤々(けんけんがくがく)の議論を期待したい。
 新党大地 鈴木宗男は原発ゼロである。