北海道大学で心臓移植手術が行われた。北大病院は2010年、心臓移植手術が認められているが、北大病院での心臓移植手術は初めてである。
 北海道では和田寿郎札幌医科大学教授が1968年、初めて行ったが、46年前、あの時、和田教授は大変なバッシングにあい、人殺しとまでのメディアの表現まで飛び出したものである。
 現在、臓器移植は当たり前のことになっているが、時の流れとして簡単に受け流すのではなく、和田教授はじめ、多くの先人の汗と涙のご苦労があったことを忘れてはならない。
 同時に和田教授の判断は間違っていなかったと先見性を持った行為だったと正しい評価をしなくてはならない。
 医学の進歩、科学技術の発展、様々な要因があっての心臓移植手術であるが、一方で命の重み・尊さ・尊厳を軽んじてはいけないとつくづく思うものである。
 昨日、札幌に今年初めて出たが、年初早々にしてはいつもより雪が多いように感じる。雪が多いと豊作だと子供の頃よく聞かされたが、そうあってほしいと願ってやまない。
 安倍首相が恒例の伊勢神宮参拝後、年頭記者会見を行ったが、馬年 干支えとにあたる。
 安倍首相は相当気合が入っていたと感じた。ラジオを聞いていたので表情が見えない分、逆に臨場感が伝わってきた。
 「来年のお正月はもっと良い」と自信を持って話していたが、「来年のことを言うと鬼が笑う」と子供の頃教えられたが、安倍首相は既に来年の自民党総裁選挙を頭に入れての発言だと受け止めるものである。
 この自信で私としては北方領土問題解決に向けてのリーダーシップを発揮してほしいと願ってやまない。
 その為にも2月7日行われるロシア・ソチ冬季オリンピック開会式に出席することが国益に叶うものだと改めて思うものである。
 安倍首相の英断と、取り巻の人達の大所高所からの判断を期待してやまない。