仲井真沖縄県知事が辺野古埋め立ての承認を明日表明と新聞・テレビは大きく報じている。
 仲井真知事は米軍普天間飛行場の早期運用停止、オスプレイの訓練を沖縄県外で半分実施、日米地位協定の見直し交渉開始等、基地負担軽減策を評価しての判断だとしている。
 これらの軽減策は当然で当り前のことである。これを持って多くの沖縄県民が理解するとは考えられない。
 仲井真知事は「驚くべき立派な内容を提示して戴いた。県民を代表し心から感謝申し上げる」「これはいい正月になる」と記者団に語っているが、アメとムチよろしく、沖縄復興費毎年3000億円ものお金で沖縄県民を納得させるのかと指摘する声もある。
 1996年、日米特別行動委員会(SACO)は、普天間飛行場を5~7年以内に全面返還することで合意し、当時の橋本首相は沖縄の要望は可能な限り答えると言ったものだ。しかし17年経っても昔のままで来ている。
仲井真知事の承認判断を沖縄県民がどのように受け止め行動するか見守って参りたい。
 24日、25日と松山千春さんの秋のコンサートツアー「生きている」に足を運ぶ。
 やはり地元北海道札幌に無事全国を廻り、帰って来たという高揚感あふれる松山さんの熱唱だった。
 千春さんは誰にもない自分だけの人生「生きている」尊さ、重さを熱く語り、胸打たれるものだった。
千春節と36年前と変わらない歌いぶりにファンの皆さんが感激している姿も美しいものだった。
 私も最後にステージに呼ばれ「大空と大地の中で」を一緒に歌い、ちょうど30年前の12月25日は初登院でバッチを付けた日でもあり、さまざまなことが想い出され、涙が出て仕方なかった。
松山千春さんと価値観を共有できただけでも「生きている」をつくづく感じるものである。
 朝、千歳から女満別に飛び、北見事務所で秘書団と今年の最後の打ち合わせをし、市内挨拶廻り。夕方、釧路に入り挨拶廻りと地元記者との懇談。
 今年も後、5日となった。