20日の読売新聞夕刊1面の「よみうり寸評」が面白い。全文読者の皆さんにご紹介したい。
 東京都の猪瀬直樹知事は19日、辞職表明の記者会見でこの言葉を何度も使った。5000万円を「借りるべきではなかった」とも言った。政治家としてアマチュアだから借りてしまったという後悔のようだ。「傲慢だった」と反省もしたが、アマチュアなら初対面の人からこんな大金を無担保、無利息、無期限で借りることなど、むしろためらうだろう。銀行振り込みでなく、現金で運んだりするだろうか。なんとも不思議なアマチュアではないか。辞職は都政をこれ以上停滞させないための一区切りではあるが、「疑念は払拭できなかった」と本人の言う通り、5000万円の疑惑はそのまま残っている。都議会の百条委員会はその解明のためだが、知事の辞職で審議は見送り、尻切れトンボになりそうとはお粗末。東電病院売却にからむ疑惑も浮上し疑問は多い。知事も偽証などに罰則のある審議から逃げたと言われても仕方がない。となると、やはり餅は餅屋。東京地検特捜部に期待するところか。
 猪瀬都知事の徳洲会側から受け取った5000万円について読売新聞は当初、静かな受け止めだったが、だんだんと指摘が鋭くなってきた。この「よみうり寸評」は決め打ちとも言ってよいだろう。
 猪瀬都知事の5000万円問題は、辞任会見してなお火が付いた様相である。これからも説明責任が猪瀬都知事にはある。
 訪日外国人が1000万人を突破したと大きく報じられている。
 平成15年の「ビジット・ジャパン・キャンペーン」から丁度10年である。円安、ビザ取得の緩和等、さまざまな要因が考えられるが、何よりも「また行ってみたい日本」「またまた行ってみたい日本」にしなくてはならない。せっかく観光庁を作ったのであるから、もっともっと観光立国日本をPRすべきである。
 11時から母の葬儀告別式。世の習いとは言え親子の別れほど悲しいものはない。家内の胸の内を察しながら、心からのご冥福をお祈りする。
 15時過ぎの便で羽田に向かい、乗り継いで釧路に行く。北海道第7区釧路・根室管内の鈴木宗男・たかこ後援会の役員会出席のためである。
 17時からの開会だったので終了間際やっと間に合ったが、皆さん待って下さり大変有難かった。
 30年前を想い出しながら心からの感謝とお礼を申し上げる。ただただ人間関係に手を合わせるものである。