南アフリカのネルソン・マンデラ元大統領の国葬が雨の中世界中の首脳らが出席し、盛大に行われたと報道されている。
 アメリカはオバマ大統領の他、ブッシュ前大統領・クリントン・カーターの両元大統領が参列している。
 この一事を持ってしてもいかにマンデラ元大統領がいかに偉大な指導者であったか伺い知れる。
 「死ぬ覚悟」を持って人種差別と闘い、更に融和を説いた南アフリカ初の黒人大統領だった。
 27年間、囚(とら)われの身でありながら夢を持ち希望を実現したその人生は特別のものである。
 世界を見ると中国の鄧小平は3度も逮捕され、いつ打ち首になるかという恐怖と闘ったとすえの国家主席となる。韓国の金大中も死刑囚からの大統領就任である。ナイジェリアのオバサンジョ大統領も7年間囚われの身から大統領になっている。
 大変な困難、状況の中からリーダーになった中でもマンデラ元大統領の27年の牢獄生活は他の比較とはならない。
 人生、自分の計算通り行かないのが常ではあるが、命を賭けたその中から立ち上がる勇気と精神力は多くの人が参考にすべきである。
 私も国策捜査にあった1人として、「決してあきらめない」「ネバーギブアップ」の精神で生きて参りたい。
マンデラ元大統領の生き様を称えてやまない、いや胸に刻んで参りたいとつくづく思うものである。
 昨日東京に戻り、18時から大事な会合を1カ所こなし、21時羽田発で千歳に飛び車で帯広まで行き、8時から私の高校時代の恩師である高橋栄子先生の告別式に参列。
 足寄高校に入った時、お茶の水大学から赴任された先生に感激したものであった。50年前のことである。
 当時の先生方が8名も来ており、懐かしく心からの感謝と敬意をもってご挨拶させてもらった。いくつになっても恩師は尊く有難いものである。
 千歳空港から帯広に行ったのだが、約170キロ2時間余りで到着した。平成13年当時の行革大臣であった石原伸晃氏は「鈴木宗男の作った高速道路は車の通る数より熊の通る数が多い」と揶揄したことがあったが、今はなんと当初の予想利用台数より6倍と聞く。
 私の先見性が正しかったと思いながら、高速道路の価値を改めて感じたものである。
 北海道の人・モノの流れを考える時、北海道内の高速道路を1日も早く完成させることが北海道発展のカギだと確信した次第だ。