沖縄普天間飛行場の移設問題について自民党の3人の衆議院議員が名護市辺野古埋め立てに賛成したと報道で知る。
 昨年の選挙の際は「反対」と言って票を戴きながら、1年後には上からの圧力で主張を変えてしまう。
 政治家が信念をなくしたら辞めるべきである。自ら退場すべきだ。あの綺麗な辺野古の海を埋め立てるとは自然に対する冒涜である。
 橋本龍太郎政権時、普天間飛行場の移設に汗をかいてきた者として、今の政治の世界で誰よりもその経緯を知る者として、沖縄の思いを、心を理解する者として、呆れるのを通り越し、何と言うことかと唖然とするのみである。
 必ずや次の選挙で沖縄県民が正しい判断をしてくれることだろう。いやたしかな結果を出してほしいものだ。
 特定秘密保護法案が衆議院の国家安全保障特別委員会で自民党・公明党・みんなの党が強行採決した。
 各種世論調査で国民の半数以上が慎重審議を求めているのに何故、急ぐ必要があるのか。この点、説明責任がなされていない。
 25日行われた地方公聴会では自民党推薦の意見陳述者である馬場有氏は「秘密の範囲があいまい」、公明党推薦の畠中信義氏も「知る権利の制約」と、意見陳述者全員が反対した異例の公聴会と報道されている。(朝日新聞11月26日3面)
 なにかおかしな一方的な流れが作られている。与党も野党ももっと落ち着いた議論をしていく必要があるのではないか。
 審議を見ながら絶対多数を持つ自民党・公明党が何故に強行採決か。数は持っていても基礎体力、実態はそれほどの力を持っていないのではとも思いながら、今の状況は良いことではないとうれうるものである。