「打撃の神様」と言われた川上哲治さんが亡くなられた。新聞各紙は1面で扱っている。これだけでもいかに偉大な野球選手であったかが伺い知れる。
 私が小学生の頃、3年生の時だったが「背番号16物語」という川上選手の漫画本を読んで感激したのを今でも覚えている。
 川上選手の実家は裕福だったが、事業で失敗し家や庭が他(ひ)人手(とで)に渡ってしまう。子供の頃自分の家の庭に合った柿の木に登り柿を取ろうとしたら、よそのおじさんに怒られた。もうお前の家の物ではないと。
その時、川上選手はいつか必ず取り戻すと誓う。その為に野球選手になったというストーリーだった。子供ながらに私は努力する姿、頑張る姿、反骨の姿を教えられたものである。
 「名選手、必ずしも名監督にあらず」という言葉があるが、川上選手は名選手であり、名監督であり、何よりも「人」として素晴らしい方だったと思うものである。心からのご冥福をお祈りしたい。
ちなみに子供の頃、横綱 若乃花(初代)「土俵の鬼物語」も努力・根性を教えられた漫画本だった。
川上選手のお蔭で55年前のことが想い出され、なんとも言えぬ一日であった。
 昨日の自民・公明両党の軽減税率制度調査委員会で日本新聞協会の白石興二郎会長は「消費税率が10%に引き上げられる際には新聞購読料に5%の軽減税率を適用するよう求めた」(読売新聞朝刊2面)と出ている。
 「消費増税には賛成だ。やらなくてはいけない」と新聞は書きながら、一方で自分達の新聞は特別扱いしてほしいというのはなにかそもそも論として引っかかるものである。読者の皆さんはいかがお考えだろうか。
 釧路から朝一便で東京に戻り、党本部で仕事。10月も今日で終わり。今年もあと2カ月となった。今日という日は再び来ないと自分自身に言い聞かせながら、与えられた命、生かされている、生きていることに感謝し、使命感を持って与えられた環境で生きて参りたい。
お天道様が見てくれているから。