昨日の日本経済新聞朝刊4面の「記者手帳」に「父にならって」という見出し記事に目がとまる。

 政治団体「新党大地」に所属する鈴木貴子たかこ衆院議員は25日、衆院に5件の質問主意書を提出した。5月に繰り上げ当選して以来、これまでに出した質問主意書は30件。「質問主意書を使えば幅広いテーマで政府の考えをただせる」という父・鈴木宗男元衆院議員の助言を受けての国会活動だ。
 宗男氏が衆院議員在職中に出した質問主意書は2150件を超える。「外務省飯倉公館に保管するワインは8000本」「外務省が2000年から2004年に購入したワインは2177本、総額1644万円」 こんな答弁書を引き出して話題をさらう事もしばしばあった。
 この日、政府は福島第1原発のお潜水問題に関する貴子たかこ氏らの答弁書を閣議決定したが、回答は「全体として状況はコントロールされている」と安倍晋三首相の答弁の踏襲とうしゅうにとどまった。父にならって政府の本音をどこまで引き出せるか。

 衆議院議員になってまだ5か月弱だが、地に足のついた活動をしていると感じる。27歳、最年少衆議院議員であるが、一昨日の超党派の「アイヌ政策を推進する議員の会」でも物怖ものおじせず、きちんと自分の考え、主張をしていたが、先を見据みすえて政治家鈴木貴子たかことしての道を着実に歩んでほしいものである。
 昨日の堺高石青年会議所での領土領海に関するパネルディスカッションを聞いていた人から、「筋を通せ、千島列島も日本の領土で、返還要求すべきだ。ポーツマス条約を知っているのかと青山さんは威勢いせいよく言っていましたが、現実を知らない時代錯誤じだいさくごと言ってもよい主張でした。外交には、相手がある。積み重ね、信頼関係が大事で、どうしたら北方四島が日本に帰ってくるのか出口論を考えて現実的解決論を話された鈴木さんの考えがもっともです。」と言った声が何人かから届いた。
 判わかっている人は判わかっていると思いながらも、今の日本、強く勇ましい事を言う人が正義だと間違った受け止めをする風潮が一部にある。
 私は、良いものは良い。ダメなものはダメと警鐘けいしょうを鳴らしながら、与えられた立場、環境で発信して参りたい。
 9時から北見市での平和祈念チャリティーバザーに出席。正午から紋別市新党大地鈴木宗男後援会役員会。18時から宗谷管内猿払村で後援会会合。
 10月も末になり、北海道の朝夕の気温は一桁である。自然は変わりなく季節の移ろいを教えてくれる。自然は正直と思いながら感謝するものである。