産経新聞1面「新帝国時代 第6部 歴史認識の蹉跌さてつ 大東亜戦争がホロコーストにされる」という大見出しの記事に目が止まる。中には「米国舞台『反日』扇動 ナチスと同一視」という小見出しも出ている。
 記事中に「太平洋戦争とは『忘れられたアジアのホロコースト(大量虐殺ぎゃくさつ)』なのです。約3500万人という犠牲者は、現在の米国で人口の多い約25都市をあわせても及びません」と、ソノマ州立大の中国人ジーン・チャン教授が訴えていると書かれている。
 私はこの発言、流れをとっても緊張感を持って受け止めている。それは韓国の慰安婦問題も韓国からすればホロコーストと同一視してくるからだ。こうしたキャンペーンが中国・韓国が国際世論を味方に付ける可能性が高くなるからである。
 その点でも先の麻生副総理兼財務相の「ナチスに学べ」は国益を損ねる発言につながるのだ。
 これから様々な情報戦が展開されることだろう。日本としてどう打って出るか、しっかりした戦術・戦略を持って外務官僚は対処しなくてはならない。声高に日本の主張だけをしても国際社会の理解は得られない。
 要所しかるべき立場の人に平和主義日本の正しい姿、声を伝えていくことが大事である。
 今日の産経新聞1面を見ながら、戦争敗戦という負の遺産を改めて感じながら、過去の反省に立って平和国家日本を強く世界にアピールしなければと考えたものである。
 体操世界選手権で17歳の白井健三選手が床で初優勝金メダル獲得が大きなニュースになっている。
 2020年東京オリンピックに向け新星が出てきたものである。
 あん馬でも亀山耕平選手が金メダル。内村航平選手を中心に体操王国日本の面目躍如めんもくやくじょたるものがある。スポーツの明るいニュースは日本を元気にしてくれる。
 7時10分、伊丹発で東京に戻り、代々木公園の北海道フェア最終日に初日に続いて足を運び関係者を激励する。
 午後の便で帯広に向かい「十勝馬まつり」に参加。帯広、十勝の文化である「ばんば」(馬が重いソリをひく)振興の一環として人間ばんばのイベントである。馬ならぬ人間ソリひきである。
 その後、後援会会合。最初から私を支持してくれている企業の創立式典等に出席する。
 大阪から東京で仕事をし、帯広で活動すると一日がアッという間である。