泉田新潟知事が東京電力柏崎刈羽原発の再稼働に対して一昨日までは慎重な姿勢を示していたにもかかわらず、一日で態度を変え条件付きで申請を認めた。
 何と言う二枚舌、変わり身の早さか。空いた口がふさがらないとはこのことかと思う。
テレビ・新聞で7月初めから頑(かたく)なな発言をしていたのは何だったのか。
東京電力も再稼働より福島原発の汚染水処理が一番の課題ではないか。国民生活の安全・安心より企業経営が最優先なのか。何とも心を失った東電と泉田知事の態度である。
 国民に対する説明責任、情報開示をする責任があると思うのだが。
 プロ野球パリーグ楽天が初優勝を決めた。創設9年目での悲願達成である。
 田中将大投手が最後の打者を三振に打ち取り、マウンド上で指を一本高く掲げた。あの姿は駒大苫小牧高校時代、甲子園で全国制覇をして以来の光景である。
 甲子園での2年連続の歓喜と、昨日の楽天の優勝が重ね合わさった時間だった。
東日本大震災で大きな被害を受けた宮城県を本拠地とする楽天の優勝は、被災者の皆さんにも大きな励み・勇気・元気・夢を与えることだろう。
是非ともクライマックスシリーズにも勝って日本一を目指してほしいものだ。そうなることが更に被災地の皆さんの元気に繋がることだろう。
 9時半の便で大阪に向かい、12時半より滋賀県大津市での酒井雄哉大阿闍梨師の延暦寺一山葬に参列。
千日(せんにち)回(かい)峰(ほう)を2度達成した生き仏と言われる酒井大阿闍梨さんとの最期(さいご)のお別れに大勢の人が足を運んでこられた。
 私も収監中、酒井大阿闍梨さんから「行(ぎょう)」という色紙と「人生何一つ無駄なことはない」というお手紙を戴き、心安らかになったものである。
 多くの初めてお会いする人から「鈴木さん、大阿闍梨さんはよく鈴木さんのことを話していましたよ。北方領土問題は鈴木さんの現実的解決が一番の近道だとおっしゃていました」と、声をかけられた。
 酒井大阿闍梨さんに改めて心から感謝したい。修行憎としての道を極めた酒井大阿闍梨さんとの出会い、ご縁を有難く、かつ胸に刻んで参りたい。