昨日、大阪高等裁判所は大阪地検特捜部の主任検事によるフロッピーディスクのデーター改ざん、いわゆる村木事件で元特捜部長らを有罪とした昨年3月の一審判決を支持し、再び有罪とした。
 この事件で考えなければいけないことは、元特捜部長や副部長個人の責任を問うのではなく、検察わけても特捜部全体の組織による犯行であることを国民等しく知らなければならない。
 上から目線で狙ったものはやるという最初から「…ありき」の特捜検察の体質が事件を作ったのである。
 元特捜部長らも公(おおやけ)よりも、自分の手柄、出世を優先し、それは検察全体の価値観であったことが問題なのである。
そういった意味で大坪弘道元特捜部長も佐賀元明元副部長も犠牲者と言えるかもしれない。
 大坪・佐賀両氏とも拘留され、取り調べを受けた際、「取り調べの可視化」を訴えた。自分達が現役の時は可視化を否定しておきながら、立場が180度変わるとまっとうな考えになるものだと私はつくづく思ったものである。
上告するとのことであるので、ここは正直に検察の実態、特にこれまでの特捜部の悪しき手法を正直に国民に知らせてほしいものである。そのことが検察改革、しいては検察の信頼回復への一番の道である。
私自身逮捕されるまでは検察は正義の味方と認識していたが、ところがどっこい、誘導・脅かし・情報のリーク・検察のシナリオ、ストーリーに沿って事件が作られていくことを知った。そこに冤罪が作られ、起きるのである。
 私は現在再審請求を東京地裁に起こしているが、検察が自分達のやったことに自信があるなら堂々と受けて立ってもらいたいものである。
姑息な言い逃れでなく、国民に情報開示した中で検察の主張をしてほしいものだ。
この再審に対しても善良な一市民に対し、検察官は「会って話をしたい。資料は渡したか」等々、圧力・プレッシャーをかけてきている。
 検察官の名前もしっかり聞いているので、いつの日かこちらからお尋ねしたいものだ。
いずれにせよ正直者が馬鹿を見ない世の中にする為にも間違った悪い権力と私は闘って行く。
 8時から定例の勉強会に出席し、10時から埼玉県大宮市に行き、FM NACK5「おとこラジオ」の収録。NACK5は松山千春が毎週1回1時間「ON THE RADIO」を持っているので、その縁で2回目の出演である。
約1時間、東京オリンピック・安倍政権について私の認識を話す。放送は明日夜中24時~25時(首都圏)である。
 16時から今月の東京大地塾。いつも通り佐藤優さんにお話をして戴き、質疑応答、「シリア情勢・プーチン大統領のこと」、佐藤さん流の分析をして下さる。出席者も目からウロコではなかったか。
 夜は古賀誠先生主催の鈴木たかこ代議士の当選祝いの席に同席。先月は森元首相・伊吹衆議院議長が鈴木たかこ代議士のお祝いをして下さったが、有難い限りである。
先輩の、しかも経験豊富な歴史に立ち会った人の話は鈴木たかこ代議士も大いに勉強になったことだろう。
人間関係を深くしていってほしいものだ。