関西電力大飯原発が定期検査のため運転を停止した。1年2か月ぶりで原発ゼロである。
 今年は猛暑といわれ、昨年の夏も暑かった。それでも国民は節電に取り組み、産業界も時間差等知恵を出し電力はまにあった。
 原発再稼働ありきの電力会社側の姿勢が見え隠れするが、原発がなくても国民生活が守られることを昨年、今年と実証した。この事実をしっかり受け止めるべきである。
 原発は安全だと官僚から説明を受けてきた。私も反省しなくてはいけないのは昭和55年から57年にかけて、中川一郎先生が国務大臣 科学技術庁長官の時、原発推進をし、予算を大幅に増やしたものである。
あの時、私は大蔵省に出向き相当、主計官(当時、米沢主計官)はじめ主計幹部に中川大臣の顔を立て下さい。予算をお願いしますと足繁く通ったものだ。今、問題の「もんじゅ」は中川大臣の時、スタートしたものである。
原発がなくなると電力料金が上がるとか、需給バランスがどうとか、電力会社は姑息な話をするが、安全・安心が国民生活にとって一番である。
 原発で何か事故があった場合、大変なリスクが伴うことを東京電力福島原発事故が証明している。
 新党大地は原発ゼロを訴えていく。原発がなくてもロシアからガス・油をパイプラインで持って来ればよい。近くて近いロシアとの地政学的利点を今こそ活かすべきではないか。
 そのロシアのサハリンに明日から20日まで、鈴木たかこ代議士・浅野貴博前代議士・事務所スタッフを連れて訪問する。
 私にとって12年ぶりのサハリンだが、その変化ぶりが楽しみである。読者の皆さんには後程、報告したい。