党本部にいると色々な人が訪ねてくれる。昔からの人、役所の人、政治家等さまざまである。
 いろんな人に会うたびに人間関係の有難さ、重さをいつも感じるものである。
 政治家鈴木宗男の生みの親である中川一郎先生もいつも言っていたのは「人を大事にすること、特に自分より若い人を大事にしなさい」と言われた。
 政治家育ての親である金丸信先生は「人間関係が太いか細いかで政治家は大成するかどうか決まる」と言われた。
 私は2人の言葉を胸に刻んで生きて来たが、今、生きている、生かされているのはこの言葉を守って来たからだとつくづく思っている。
生涯、中川一郎先生・金丸信先生の言葉は私の教科書、教訓である。
 久し振りに森喜朗元総理にご挨拶に行く。
森総理(私はいつも敬意を表して総理と呼ぶことにしている)は元気そのもので、はつらつとしていた。
 選挙の報告をしながら、北海道では伊達さんの当選に新党大地が一定の役割を果たしたことに評価してくれた。これも人間関係の成せることである。内政・外交、特に北方領土問題について意見交換した。
参議院自民党の役員人事、議長人事の動きについても、さすが森総理は情報のアンテナが違うと思わせる貴重なお話も聞かせてもらった。来月末にはいつもの定例会を行うことにした。
 自民党と民主党の一番の違いは地位を極めた大先輩が自民党では脈々と後輩を指導している。
 民主党は鳩山さんでも菅さんでも自分中心で身勝手で後輩を育てられないことだ。私はこの差が自民党と民主党の差だと思う。
政治家は後輩を育てることを忘れてはならないのである。