参議院選挙公示迄一週間となった。私は公民権停止中なので念には念を入れて、何ができるか文書でお訪ねし、文書で返事をもらった。正確を記すために質問全文と総務省からの返事を公開したい。
質問
日々の業務お疲れ様です。
一般論で結構ですので、下記質問に書面にてご返答頂きたく、お願い申し上げます。

公職選挙法の第十四章の三の第二百一条の六に、

「政党その他の政治活動を行う団体は、その政治活動のうち、政談演説会及び街頭政談演説の開催、ポスターの掲示、立札及び看板の類の掲示並びにビラの頒布並びに宣伝告知のための自動車及び拡声機の使用については、参議院議員の通常選挙の期日の公示の日から選挙の当日までの間に限り、これをすることができない。ただし、参議院名簿届出政党等でありまたは当該選挙において全国を通じて十人以上の所属候補者を有する政党その他の政治団体が、次の各号に掲げる政治活動につき、その選挙の期日の公示の日から選挙の期日の前日までの間、当該各号の規定によりする場合は、この限りでない。」、「第一項ただし書きの規定の適用を受けようとする政党その他の政治団体は、政令で定めるところにより、所属候補者の氏名その他必要な事項を記載し、総務大臣に申請して、その確認書の交付を受けなければならない。」、
「総務大臣は、前項の確認書を交付したときは、その旨を都道府県の選挙管理委員会に通知しなければならない。」、
とあるのですが、要するに

総務大臣から確認書を交付された政治団体、いわゆる確認団体は、参議院議員の通常選挙の期日の公示の日から選挙の当日までの間でも政治活動が認められると理解して宜しいでしょうか?

また、確認団体の代表者が公職選挙法第137条の3の第1項において選挙運動をすることができない場合でも、先にある政治活動は認められると理解して宜しいでしょうか?

お忙しい中大変恐縮ですが、宜しくお願い申し上げます。
衆議院議員
鈴木貴子 拝

答え
 お問い合わせの件につきましては、参議院議員通常選挙における確認団体は、選挙期日の公示の日から選挙期日の前日までの間において、公職選挙法(以下「法」という。)第201条の6で政党その他の政治活動を行う団体に禁止された政治活動についても、一定の規定の範囲内で行うことが出来ます(別添資料・条文参照)。
 また、確認団体については、法201条の6第2項で、ポスター及びビラは当該参議院名簿届出政党等又は所属候補者の選挙運動のために使用することができる(特定の候補者の氏名・氏名類推事項は記載できない)とされており、法第201条の11第1項で、政談演説会及び街頭政談演説においては、政治活動として行う政策の普及宣伝のほか、所属候補者(参議院比例代表選出議員の選挙にあっては当該参議院名簿届出政党等又は当該衆議院名簿登載者)の選挙運動のための演説をもすることができるとされております。

 法第137条の3の規定により選挙運動を行うことができない確認団体の代表者に関しては、確認団体が頒布・掲示するビラ及びポスター等が純粋な政治活動にとどまるものに限って、単に当該代表者の顔写真や名前等を掲載することは直ちに公職選挙法に抵触するものではないと考えられます。また、確認団体が行う政談演説会及び街頭政談演説等が純粋な政治活動にとどまるものであり、かつ、当該代表の言動等が純粋な政治活動にとどまる限り、直ちに公職選挙法に抵触するものではないと考えられます。
 なお、確認団体が当該参議院名簿届出政党等又は所属候補者の選挙運動のために使用するポスター及びビラに当該代表者の顔写真や名前等を掲載して選挙運動を行っていると認められる場合や、確認団体が行う政談演説会及び街頭政談演説において当該代表者が所属候補者等のために選挙運動を行う場合には、法第137条の3に抵触することになると考えられます。

 いずれにしても、個別の事案が公職選挙法に抵触するか否かについては、具体の事実に即して判断されるべきものと考えられます。

総務省自治行政局選挙部選挙課

簡単にいうと、選挙運動はできないが、確認団体の代表としての政治活動はできるというのである。
 勿論、確認団体が「新党大地」とすると新党大地に票を入れてください、とお願いは出来ないし、新党大地所属候補者の名前を出して、投票依頼は出来ない。しかし、新党大地の政策、鈴木宗男の代表としての主張は出来るのである。
 公示になっても、新党大地代表として、全国を廻り、新党大地の考えを堂々と訴えて参りたい。鈴木たか子代議士のタイムリーな問い合わせ、答えに満足している。
 8時過ぎから、池袋駅前、新橋西口駅前、渋谷駅前で街頭演説。
「私、北海道出身です。頑張って下さい」と沢山の人が手を差し伸べてくれる。「写真を撮らせて下さい」という人もおり、気持ちよく応じる。「鈴木さん、あんたの根性、やる気に期待しているよ」と言ってくれる人もいた。どの場所でも人が多く、やっぱり東京は違うと、昨日、今日とつくづく思ったものである。
 13時半、羽田発で千歳に行き、16時から苫小牧市挨拶廻り。17時過ぎ街頭演説、18時より苫小牧地区大地塾。500人もの心ある人が出席して下さる。浅野貴博北海道選挙区立候補予定者も出席し、決意のほどを述べる。鈴木たか子衆議院議員も駆けつけてくれ、盛り上げてくれる。
 新党大地は、小さな政党だが、キラリと光る政党としてしっかり闘っていく。