陸山会事件で、虚偽の捜査報告書がつくられ、再捜査中の最高検が、石川知裕前衆議院議員を参考人聴取する際、石川氏がICレコーダーで録音を希望したところ担当検事が、内容が外部に漏れる可能性があると拒否し、聴取取りやめになったという。
 参考人として、お願いをしておきながら、自分たちの上から目線、まさに権力を背景にしたとしか思えない、最高検検事の姿に憤りを感じる。
 東京地検特捜部の田代政弘検事がデタラメな事実でない報告書をつくり、そのことを再捜査しているにもかかわらず、検察としての反省、謝罪の気持ちがないところが問題である。
 石川氏の録音なければ、田代検事のつくったウソの捜査報告書がまかり通ってしまったことになる。検察側が堂々と、真正面から向き合って接すれば良いのに、自分たちの思い上がった、上からの押しつけともいえるやり方は理解できない。
 私の「やまりん事件」、「島田事件」も検察によってつくられたものである。「検察に誘導されました」、「こちらの主張は聞いてくれませんでした」、「弱みに付け込んで強迫されました」と関係者は今になって口を開いてくれる。
 検察官である前に、人としての心を持ってほしいものだ。石川氏には断固、録音が認められるまで筋を通すべきだ。青年将校化したような、悪しき権力を誇示する一部検察官の態度を正していかなくてはならない。
 衆参国会議員も、民主主義を守る上でも、検察の在り方を真剣に考えてほしいものである。明日は我が身となるかもしれない、ということを頭に入れて。
 朝一番で小松から羽田、そして函館に飛ぶ。正午から自衛隊関係の式典に出席し、終了後、参議院北海道選挙区に出馬予定の浅野貴博、全国区比例区にでる松木けんこう氏と一緒に函館市内を遊説。
 17時から函館大地塾を開き、新党大地の訴え、お願いをする。浅野貴博、松木けんこう両氏に、鈴木貴子衆議院議員が加わり熱気あふれる会になった。
 浅野貴博北海道選挙区候補予定者も、5月1日の立起表明以来、北海道を二廻りし、日焼けでたくましく感じる。
 松木けんこう全国区立候補予定者も気合が入ってきた。それぞれ信念を持って一日を大事にして戦いの駒を進めてほしいものだ。
 今日は父の日である。私事だが父の命日と重なった。46年前、脳溢血で54歳での旅立ちだったが、当時大学2年生、仕送りがどうなるか、家のことを心配すると大学を辞めようかと思ったりしたが、母、兄の協力で学業を続けることができ、学生時代から中川一郎先生の秘書となり今日に至った。
 そして天国と地獄を経験したが、いかなる時でも父の加護があったと感謝している。勿論、亡き母の加護もあった。過ぎし日を振り返りながら、生きていれば良いことがある。生きていれば逆転もできると心するものである。