賞金稼ぎ 復讐のワイルドボーイ 感想(※長文) | 徒歩歩日記

賞金稼ぎ 復讐のワイルドボーイ 感想(※長文)

 

放送されてから、かるーく1年経っちゃいました💦

 

昨年末、偶然に佐藤宏之様とお話する機会があり、

 

色々伺ったので、作品評とは別に余談の方もご参考下さい。

 

 

 

まず本作の『賞金稼ぎ』というストーリー自体が面白く、

 

昔は面白くて趣向を凝らした時代劇がたくさんあったんだなー、

 

と思います。

 

日本の時代劇なのに、全体に漂うウエスタンムード。

 

殺陣と銃撃の二段構えという闘い方も斬新。

 

放映は1975年なので、佐藤様ちょうど『キャプター』に出る1年前。

 

上矢印タイトルクレジット、名前間違ってますタラー

 

 

しかし、このゲスト回の浦見剣之助がとにかく強い。

 

ヤクザ者3人に追われている娘を助けるシーン。

 

「こういう場面では、あんたたちが悪者という事になっているな!?

 

「キサマ、俺達とやるっていうのかな」はてなマーク

 

「場合によってはな」

 

ジャンプして悪人にとびかかり、一人斬り、

 

その反動で二人を斬る。

 

助けられた娘とその母に

 

「お礼に、あちらの茶店でお団子でも」

 

と言われ、

 

「団子かあ~、嬉しいなぁ~ラブラブ

 

と屈託のない笑顔で言う。

 

 

 

 

団子屋で「手配書」に似た男の後ろ姿を見つける剣之助。

 

編み笠を深くかぶってたその男が市兵衛だった。

 

手配書と全然違う顔に、ガッカリする剣之助。

 

「いやあ、ご貴殿、歳が若いのになかなか、たいしたものである。

 

いや、さらばさらば」

 

と市兵衛は去る。

 

 

 

板鼻宿に来る剣之助。

 

「これお女中、部屋はあるかはてなマーク

 

お艶(伊佐山ひろ子さん)「あるにはあるけど…

 

高いからやめときなよ」

 

懐から財布を出し

 

「お金なら、この通りありますよ」

 

と財布をジャラジャラさせる。

 

お艶態度を急変、

 

「どーぞどーぞ。

 

おひとり様ごあんない~ラブラブ

 

と部屋へ案内する。

 

番頭「ダメじゃないか、こんなガキ連れてきちゃ…」

 

「はい、ご祝儀」

 

と番頭に小判を渡すと態度急変チョキ

 

「いらっしゃーい」

 

 

 

「酌婦というのは、お酌をしてお金を貰っているのかはてなマーク

 

「お酌以外にもいろいろあるけど。

 

例えば 一夜妻 とか…」

 

「妻とは奥方の事かはてなマーク

 

「うん、ま、そういう事ね」

 

「じゃあ、僕の奥方になって貰おうか」

 

「アハハ、まあ嬉しい(と剣之助を抱き上げ)

 

はい、かしこまりました」

 

夕餉を食べながら、

 

「旦那様、さっきの大金どうしたのはてなマーク

 

「あれは、奉行所からのご褒美だ」

 

「ご褒美 はてなマーク

 

「うん、ならず者をとらえた」

 

「賞金稼ぎなのはてなマーク

 

「うん。

 

だけど本当の事言うと、

 

僕、仇を探して旅をしてるんだ」

 

「かたき討ちはてなマーク

 

「そうだ」

 

 

 

 

怪しげな男3人が歩いてくる。

 

「風神」

 

「雷神」

 

「十兵衛…ああ、市兵衛だったなぁ」

 

「あくまでも俺は錣市兵衛、間違えるな。

 

向島源次郎と落ち合う旅籠はここだったなはてなマーク

 

源次郎ら、旅籠に来る。

 

お艶は部屋の障子を閉める。

 

「あーあ、最近ああいう連中が増えて困っちまうよぉ。

 

どーせ向島源次郎を探してるヤツラだろうさ」

 

剣之助「向島源次郎 お艶、おまえ知ってんのかはてなマーク

 

「最近このへん荒らしまわってるひどいヤツ」

 

剣之助、懐から手配書を取り出し

 

「こいつかはてなマーク

 

「そうなんですよね。ひどい顔してるでしょ」

 

 

 

旅籠に新之介がやって来る。

 

「ここに秋月佐内という方が泊まっているはずだが、

 

案内してくれませんかはてなマーク

 

自分で調べてくれと宿帳を新之介に渡す番頭。

 

そこへ片目眼帯の男が来る。

 

「おい、イロオトコ、あんた秋月佐内に何か用かはてなマーク

 

「ええ…」

 

「おい、俺が秋月佐内だ」

 

「良かった~、ずっと探してたんですよ、あなたの事」

 

「何が良かったたんだ」

 

「塾長から言伝があるんです」

 

 

 

賞金稼ぎ狩りがあるから宿から外に出ないでほしいと伝える新之介。

 

それを漏れ聞いた風神、雷神達。

 

 

一方、剣之助の部屋では、お艶がすっかり寝込んでしまっている。

 

 

「この宿場に五十両首が…」

 

風呂場へ歩く新之介、曲がり角で剣之助とぶつかり倒れる。

 

「これは、これはご無礼を…」

 

「僕の方こそ」

 

新之介、眼鏡を取り出しかける。

 

「なんだ、まだ坊やか。大丈夫かはてなマーク

 

「坊やはないでょう。

 

僕は大丈夫、アナタは如何ですかはてなマーク

 

「大丈夫だ」

 

ごめん、と去る剣之助。

 

見送って「塾にもあんな子はいないな、感心感心」

 

と新之介。

 

 

 

部屋で休んでいた源次郎、「錣市兵衛」という名に呼び出される。

 

新之介は風呂でのんびり🛀

 

 

 

旅籠の屋根をつたって歩く男を発見した剣之助、

 

手にしたヨーヨー(みたいなモノ)を投げて、足首に巻きつかせる。

 

屋根から落下した男に、源次郎の行方を聞く剣之助。

 

当て身で気絶させる。

 

そこに秋月佐内が来る。

 

互いに牽制し合う二人。

 

「向島源次郎のての者か!!

 

「バカ野郎 俺は賞金稼ぎだびっくりマーク

 

「賞金稼ぎ!?

 

 

 

市兵衛に扮した源次郎に気づかなかった佐内、

 

その場で斬られる。

 

佐内「錣市兵衛…」と言い残して絶命。

 

剣之介「錣市兵衛…」

 

剣之助の脳裏に斬られる両親の姿がカットバック。

 

 

佐内の遺体にとりすがる新之介。

 

「お役人、佐内さんをやったのははてなマーク

 

役人「そこの子供が…」

 

剣之助「子供はないでしょう」

 

役人「いやいや、こちらのお方がこの男を…」

 

眼鏡をかける新之介、

 

「あ、キミは!?

 

「この方、死ぬ間際に錣市兵衛という申す者に殺されたと言い残された」

 

「錣市兵衛…まさか」

 

「キミ、知ってるんですかはてなマーク

 

「知ってるも何も…」

 

 

剣之助「錣市兵衛、錣市兵衛は仇だ。

 

役人だった父から聞いておりましたが、

 

賞金稼ぎを必ず仕留めるという腕の立つ賞金稼ぎ」

 

「そりゃ確かに賞金稼ぎには違いないんですがねぇ。

 

それがどうして仇なんですはてなマーク

 

「父が犯人を捕らえに向かった時、錣市兵衛に邪魔をされ、

 

その上あの日、僕の目の前で…」

 

剣之助のカットバック。

 

錣市兵衛と名乗る男に斬られる父と母。

 

強姦され殺される姉。

 

 

新之介「あなたの事を疑ってるワケじゃないんだけど、

 

塾長がやったと思えないんだよ。

 

今夜、ここで落ち合う事になってましたからねぇ」

 

「だから僕自身の目で確かめたいんだよ」

 

「しかし、来るかなぁ。むざむざ殺されに…」

 

「僕、何だかわからなくなってきた」

 

「心あたりはないのかはてなマーク

 

などと言い合っているところへ本物の塾長登場。

 

「塾長!

 

と叫んで飛び出して行く新之介

 

 

 

剣之助「あの男か…」

 

「こんなに早く会えるなんて、

 

僕にも運が向いてきたな!

 

 

「確かに佐内さんは、錣市兵衛にやられたと言っていたよ」

 

新之介「佐内さんの死体を見つけたのは、この子供、いやこのお方です。

 

こと切れる前に、錣市兵衛にやられたと」

 

「坊主、佐内は本当にそう言ったのかはてなマーク

 

「斬ったんだろはてなマーク オマエは人を殺す名人さ。

 

それに悪党だしな」

 

「どういう意味だはてなマーク

 

「オマエは僕の事を知るまい。だが僕はよく覚えている。

 

僕の名前は浦見剣之助だ。

 

5年前、野点を楽しんでいた家族を殺しただろ!?

 

僕はその息子だ。

 

父と母、そして姉を殺したろはてなマーク

 

僕はオマエを探していたんだ。

 

やっぱり僕は運が良いんだな」

 

言うが早いか剣を抜き斬りかかる、

 

転がって交わす市兵衛、四つん這いで逃げる新之介左矢印ココ笑えマス

 

市兵衛、剣之助に蹴り、

 

畳を盾にする剣之助、市兵衛が投げる手裏剣を防ぐ。

 

剣之助、懐からヨーヨーを取り出す。

 

市兵衛が取るより早く、ヨーヨーが剣を奪う。

 

「新之介、気をつけろ…」

 

「塾長~あせる」 泣きそうな顔笑い泣き

 

剣之助の投げたヨーヨーが新之介の首にかかる。

 

「間違えちゃった。ゴメンねビックリマーク

 

突っ伏して倒れる新之介を、そのまま踏んで歩く剣之助。

 

(下矢印ココサイコー)

 

ヨーヨーが空中を飛ぶ。

 

ヨーヨーに仕込まれた刃がうなる。

 

それを真剣白刃取りする市兵衛。

 

刀を抜こうとする剣之助をつかまえて、そのまま巴投げにする市兵衛。

 

市兵衛、剣之助に当て身をくらわし気絶させる。

 

 

 

ここらへんの、静と動、数々の仕込み技など、殺陣が面白い音譜

 

「塾長~あせる

 

とヘナヘナしながら新之介が来る。

 

「こんな可愛い顔をして、恐ろしいガキだ」

 

「ホント…」

 

もー、新之介先生のヘタレ具合も面白すぐる笑い泣き

 

 

 

場面変わって、お膳に用意されている食事。

 

お艶が「旦那様、昨日は仇に逃げられたんですってはてなマーク

 

でも、ガッカリする事ないですよ。

 

良い事教えてあげる」

 

剣之助「なんだはてなマーク

 

「向島源次郎の隠れ家が分かったんですよ」

 

「なに!? 隠れ家がはてなマーク そら本当か!?

 

どこの山の中だ」

 

「山の中なんかじゃないんですよ。

 

この宿場にいるんですよ」

 

「そうか…よし、今日はかたき討ちは休みだ。

 

僕も賞金稼ぎを仕事としているから」

 

とガツガツ飯を食べ始める。

 

 

 

金十両を手にする十兵衛。

 

その上、女性に乱暴する。

 

それをニヤニヤしながら見ている風神、雷神。

 

 

 

団子やで、新之介と市兵衛が背中合わせで会話している。

 

新之介は市兵衛を疑っている様子。

 

 

 

十兵衛たちが歩く姿を眼鏡をかけた新之介が発見。

 

「塾長~、あの恰好、塾長そっくりじゃないですかはてなマーク

 

「俺のニセモノがいる!?

 

市兵衛と新之介、後を追おうとするが、

 

それより先に剣之助が歩いている。

 

酒屋の前で「向島源次郎さん、おられますかー」

 

と叫ぶ。

 

 

 

中から出てきたならず者。

 

「ちぇ…ガキか」

 

「僕はガキじゃありませんよ。

 

源次郎さんは中ですかはてなマーク

 

「おかしら~、ガキが呼んでますぜー」

 

源次郎「ガキだって~。

 

おい坊主、俺に何か用かいはてなマーク

 

「アナタが向島源次郎さんですねはてなマーク

 

「ああ、そうだ」

 

「アナタの首を貰いに来たんです」

 

「なんだ、オマエは!?

 

「賞金稼ぎです」

 

「う、ハハハハハ」

 

と笑い始める源次郎とゴロツキども。

 

「子供だと思ってバカにすると、痛い目みますよ」

 

笑い続けるゴロツキども。

 

無視してヨーヨーを取り出す剣之助。

 

 

「いやでも私の怖さを見せてやる」

 

仕込みヨーヨーでゴロツキどもの剣を奪い、

 

その後すかさず、発砲。

 

上矢印このへんの フ…余裕だゼ みたいな表情が良いOK

 

 

源次郎の頭をヨーヨーの刃で仕留めるが、

 

そこに銃声。

 

剣之助を当て身で気絶させる。

 

「あ、十兵衛!?

 

ではなくて、ホンモノの市兵衛登場だが、

 

あくまでもニセモノのふりをしている。

 

「新手の賞金稼ぎがやってきた」

 

「そいつは誰だはてなマーク

 

「錣市兵衛ってヤツだ」

 

「市兵衛か…名前は聞いている」

 

「オメエ顔は知ってるかはてなマーク

 

「いや、顔は知らねえ」

 

「俺さ」

 

と編み笠を上げて顔を見せる市兵衛。

 

「錣市兵衛がどんなに怖いか、教えてやろうか!

 

源次郎以外のゴロツキをあっという間に斬捨てる市兵衛。

 

源次郎だけ逃亡。

 

新之介、後を追うが、死体に足をひっかけて転ぶ…💦

 

あわてて、起き上がりまた追っていく。

 

 

 

市兵衛、剣之助を軽く蹴って目を覚まさせる。

 

「お、オマエは…!?

 

と剣を抜こうとするが、市兵衛に足で止められる。

 

「俺はオマエの仇なんかじゃねーぞ。信じられないかも知れねーがな。

 

しばらくの間、俺を信じてついてこい!

 

「何をふざけた事を!

 

「罪のない人を何人殺せばいいのだ!?

 

「違う!

 

「うるさい!

 

「これが本当の仇なら、おめえを斬らずみねうちにしたはてなマーク

 

 

「わかってくれたようだな…」

 

 

 

源次郎、十兵衛を追ってくる。

 

「ヤツが現れたぞ!

 

それを草陰で見ている新之介。

 

源次郎らに見つかり、走って逃げる(左矢印なんか、こんなシーンばっかニヤニヤ)

 

同じく叢に潜んでいる市兵衛と剣之助。

 

風神、雷神がまず市兵衛に向かって走って来る。

 

ジェットストリームアタックのような攻撃を仕掛けるが、

 

市兵衛は銃で応戦。

 

弾切れで刃を抜くや否や、剣之助が後ろからヨーヨーで仕掛ける。

 

ヨーヨーに縛られた風神雷神、市兵衛の投げた刀で串刺し。

 

それを見て、コソコソ逃げようとする源次郎、

 

剣之助のヨーヨーにつかまる。

 

ジャンプした剣之助、大切断っぽく源次郎を斬る。

 

向かい合う十兵衛と市兵衛。

 

剣を抜こうとする手に手裏剣を投げる市兵衛。

 

身動きができなくなる十兵衛。

 

 

を見ている剣之助。

 

市兵衛「坊主、これがオマエの仇だ!

 

頷く剣之助。

 

 

 

縛られた十兵衛を連れながら歩く市兵衛、新之介、剣之助。

 

「剣之助、江戸へ着いたらな、正式にかたき討ちをさせてやる。

 

その代わり、かたき討ちが済んだら、賞金稼ぎから足を洗え」

 

「いや、僕は賞金稼ぎを続けるつもりだ」

 

「なにぃはてなマーク

 

「剣之助君、そんな事、子供のうちからするもんじゃないんだ。

 

やめなさい、ね」

 

「子供扱いしないでもらいたいなぁ。

 

だからいつもやめる気にならないのだ」

 

「つまらない意地は捨てろ!

 

「僕を辞める気にさせないのはアナタの事もある」

 

「そりゃあいったいどういう意味だ

 

「十兵衛たちを狙ってた賞金稼ぎの中で

 

一番賞金がかかっていたのは、アナタだったというではないかはてなマーク

 

僕も賞金稼ぎなのに、賞金がつかなかった。

 

そんなバカにした話あるかはてなマーク

 

「なるほど、それではてなマーク

 

「だから僕はアナタを倒すほどの賞金稼ぎになるつもりだ。

 

そうすれば賞金稼ぎもまた賞金首がかかっても、

 

バカにされずにすむ」

 

「この〇〇ってガキだ」

 

「でも塾長、剣之助君、なかなか可愛いですよ。

 

塾にいる子供達と一緒で」

 

「日之出塾か…

 

千枝や子供達はどうしているかなぁ」

 

 

 

場面変わって日之出塾。

 

習字を習っている子供達。

 

担当は新之介。

 

剣之助もいる。

 

「おい、剣之助、オマエはどうだはてなマーク

 

剣之助、顔を上げるが、

 

「剣之助君、キミはできましたかはてなマーク

 

剣之助、へのへのもへじ の習字を掲げる。

 

「おいみんな、今日は剣之助君が親のかたき討ちをする日だ。

 

みんなで激励してやろうじゃないか!

 

「わーーーーーーーい!!

 

と子供達拍手。

 

 

 

米を研いでいる千枝。

 

剣之助「美しくて優しい千枝さん。

 

僕かたき討ちに行くんだ」

 

千枝「頑張ってネ。

 

私も応援に行くわ」

 

「千枝さん、好きです。

 

思い出を僕に下さい。

 

千枝さんの大切な物、欲しいんです」

 

目を丸くする千枝。

 

「ダメですかはてなマーク

 

千枝さんの簪、それください。

 

そしたら僕、それを持って立派にかたき討ちします」

 

千枝、微笑んで、

 

「か、簪なのね…はいアセアセ

 

と剣之助に渡す。

 

太鼓の音が聞こえる。

 

剣之助、キッとなる。

 

かたき討ち会場。

 

 

千枝の簪を頭にさした剣之助。

 

立会人に市兵衛。

 

勘定奉行の立ち合いの元、十兵衛も現る。

 

剣之助と十兵衛、向かい合わせで立つ。

 

「父と母、そして姉を殺した不倶戴天の敵、根来十兵衛、覚悟しろビックリマーク

 

「小童、キサマも地獄へ送ってやる」

 

抜刀する二人。

 

新之介、千枝も外で見ている。

 

「頑張れよ、剣之助!

 

じりじりと間を詰める二人。

 

斬りかかる十兵衛、交わす剣之助。

 

再度切りかかる十兵衛を踏み台にして飛ぶ剣之助。

 

そのまま斬り下ろそうとするが、十兵衛に剣を跳ね飛ばされる。

 

飛んできた刀を市兵衛がつかむ。

 

着地した剣之助に斬りかかる十兵衛。

 

その足元に市兵衛が刀を突きさす。

 

更に斬りかかろうとする十兵衛に、

 

新之介「バカー、やめろー、殺すなー、やめろやめろ!

 

千枝「やめてー!

 

と叫ぶ。

 

外野から「人殺しー!!」などのヤジが飛ぶ。

 

一瞬躊躇する十兵衛だが、

 

ついに斬りかかる。

 

新之介、「やられたぁアセアセ」としゃがみ込む。

 

 

十兵衛の首に簪が差し込まれていて、十兵衛ゆらぐ。

 

とどめを刺す剣之助。

 

放心状態の剣之助。

 

 

 

 

旅支度をしている剣之助。

 

市兵衛がヨーヨーを渡そうとしている。

 

「塾長先生、それあげるよ。

 

それで僕の事思い出してよ。

 

塾長先生、新之介先生、千枝さん、

 

ありがとうございました」

 

「良かったな」

 

「はい。

 

塾長先生、僕、賞金稼ぎになるのをやめます。

 

「うむ。気を付けて行けよ」

 

 

「新之介先生、お達者で。

 

あ、千枝さん」

 

「なーにはてなマーク

 

「千枝さん、僕のお嫁さんになって下さい。

 

「えっはてなマーク

 

子供達「ええええええ!?!?!?!?!?!?

 

「きっと迎えにきますからね。

 

いいですね!

 

「はい」

 

と言いながら、目が泳ぐ。

 

「さよなら(と先生に)さよなら(と子供達に)」

 

振り向いてもう一度

 

「さようならパー

 

と去っていく剣之助。

 

市兵衛や子供達にからかわれる千枝。

 

 

 

 

 

 

感想など

 

今回の殺陣も、誰かを踏み台にして飛び上がって斬るとか、

 

(ジェットストリームアタックそのものなんですよー)

 

刀を使いながら銃を撃ったりと、

 

時代劇+西部劇劇調。

 

そして本作は最終回の1話前なんだけど、

 

特に最終回に続くような話ではなく、

 

普通のエピソードである。

 

かたき討ち前に、剣之助が千枝に簪を云々と言うシーンが

 

なんかトートツで、前半に絡んでいたお艶と代えた方が良かったんじゃないかなぁ、

 

と思うぐらいで。

 

最終回で、市兵衛以外の賞金稼ぎ達が次々と命を落としていくシーンがあるが、

 

ちょっと悲しいのはその回だけで、全体的には明るいムード。

 

特に、新之介先生役の石田信之さんが三枚目寄りの二枚目で面白さに輪をかけている。

 

塾の先生の一人だが、市兵衛の正体を知らないし、

 

かなりヘタレで今回も、剣之助に踏みつけられるシーンは爆笑ドキドキ

 

ど近眼で、手持ちの眼鏡を愛用。左矢印コレ石田さんのアイデアだったそーです

 

 

 

 

他に、石田さんの新之介がメイン回で、

 

「いいオトコ」「イイオトコ」

 

と言われまくり、

 

「イイオトコなのはわかってますびっくりマーク

 

と酔っぱらって言う回はこれまた爆笑デレデレ

 

 

 

 

今回の佐藤宏之さんの剣之助は、

 

かーなーりー強い飛び出すハート

 

武器も豊富。

 

キャプターに転身した敬太と戦わせたら、

 

風忍より強いハズ💦

 

 
 
そして、

 

以下は佐藤宏之様より伺ったお話です。

 

撮影は京都だったので、

 

帰りの新幹線では石田信之さんと一緒になり、

 

石田さんが食堂車に桃井かおりさんがいるので一緒に食事をしないかはてなマーク

 

と誘ってくれて、桃井さんと初対面したそうです。

 

まだ、桃井さんがブレイクする前だったので、

 

独特のあの喋り方にびっくりして、

 

「なにはてなマーク この人、酔っぱらってんのはてなマーク

 

と思ったそうです爆  笑

 

また、石田さんと共演したのはこの作品だけだったのに、

 

2016年のイベントで再会した際、

 

真っ先に「佐藤くーん」と声をかけて貰って嬉しかったそうです。

 

そーいや私も、この時にお会いした石田さんが最後でした。

 

 

 

 

さらに余談

 

市兵衛役の若山富三郎さんの台詞が聞き取れない滝汗