キイハンター『SOS接吻泥棒』×アイフル大作戦『接吻で始まった出来事』について
☆違う点
キイハンター
ジョー(立花直樹)
アイフル大作戦
ケン(岡田裕介)
キイハンター・啓子(野際陽子)
アイフル大作戦・涼子(小川真由美)
ジョー・拳銃
ケン・スコープ付きのライフル
(銃の型が分かりません。ご存じの方はご一報ください)
国 ルマチア(キイハンター) ガルチア(アイフル大作戦)
両方とも架空の都市
人質になるのが父親(キイハンター)
人質になるのが両親(アイフル大作戦)
殺されるのが父親(キイハンター)
両親とも殺される(アイフル大作戦)
最初の接吻シーン
啓子はするフリ
涼子はモロにしている
最初の接吻で、ジョーは自ら啓子に迫るが、ケンと涼子では、涼子の方が積極的
ジョーはその後も啓子との接吻が忘れられず、何度も唇に触れて感触を確かめるが、ケンにはそういうシーンはない
隠れ家から逃げるシーン
ジョー
山小屋が炎につつまれて、縛られている啓子が気絶しているジョーを呼ぶ
ケン
涼子と二人で逃走、崖から落ちる
最初の狙撃
リョウの部下の娘の結婚式会場(キイハンター)
ホテルの前(アイフル大作戦)
キイハンターで、ジョーと啓子が戯れるシーンは、啓子の夢の中のシーンだが、アイフル大作戦では、墓参りを済ませたケンと涼子が実際に戯れているところへ、ドデカ達がやって来る。
ラストでジョーもケンも結局撃たれて死ぬが、
ジョーはまだ息があり、啓子への思いを告げてこと切れる。
ケンは即死。しかも、その死体がえんえんとカットバックされる。
ラスト前のシーン
ユミと吹雪が言っていたシーンとやや内容が異なるが
「怒り」のようなセリフを言う大介やマリ達。
ラストシーン
啓子は床に伏してしまうが、涼子は気丈に夕日に向かって叫ぶ。
☆全然違う点
キイハンターで、リョウ(金子信雄)の部下の娘の結婚式のボディガードになったジョーと、そこへガス弾をぶち込んで、組織壊滅を狙うロバーツ(岡田真澄氏)と啓子が言い合っているのを見たジョーが、最初の狙撃をするが、返り討ちにされ左手負傷。
アイフル大作戦では、ドデカがガルチア領事館のボディガードなので、最初の狙撃でケンを追うのはドデカ。また、ホテルでのドデカと涼子のドタバタシーン(涼子の胸の谷間を見惚れてしまうとか)が多い。
ケンも最初から「殺し屋」風に出てきて、実際に狙撃に成功するのだが、防弾チョッキを着ていて無事だったという顛末を聞かされ驚愕。
☆同じ点
最初の接吻の後、もう一度しようとして突き飛ばされた際に、銃orライフルがみつかってしまう点
狙撃に失敗して撃たれるのが左手
その傷が元で病院に運び込まれ、気絶している間に、両親の写真を見られてしまう。
「悲しむことなんてできないんだ」
の台詞は同じ。
父親役がキイハンターでは、後にやたら立花直樹氏と共演することになる加地健太郎氏で、アイフル大作戦は、これまた東映作品の名バイプレイヤー河合絃司氏。
隠れ家に連れ込んで、頭を殴り気絶させるが、唇から血が滴るのを見て驚き、
心臓に耳を当てて、鼓動を確かめるシーン
そのあと、気絶した彼女の唇に接吻しようとして、躊躇するシーン
「だったら、
僕と結婚してください」
の台詞
と、その前後のキスシーンや啓子・涼子の台詞
撃たないで、と飛び出す啓子・涼子が先に撃たれるところ。
ラストで結局撃たれてジョーもケンも死ぬところ。
ジョーは、ロバーツを見て、復讐心が忘れられず飛び出して返り討ちにされるが、ケンは、涼子が撃たれたのを見て、慌ててライフルを取り出そうとして、そのまま撃たれる。
ジョーもケンも、悪の組織にだまされて利用されていることに気づくのは同じだが、そちらはあまり重要ではなく、二人とも「あくまで殺された親の復讐」というところは同じ。
☆感想
元の原作(?)の出来が良いせいか、
リメイク版も悪くない。
どちらが好きかは、好みだと思う。
私は今回、岡田裕介氏を好きになり、
ラストでは涙が出てしまって、ついでに『赤頭巾ちゃん気を付けて』が見たくなった
(これ、富川澈夫氏も出てる)
あと、二人の共通点として
長い台詞になると、棒読みになる
という点(スマソ)
ただ、それだけ二人の必死さが伝わってきて、
これを受け入れられるかは、好き嫌いに分かれるだろう。
本当はもっと詳細に書きたいんだけど、ブログの容量を超えてしまって書けない。
写真も使えなかった…