ガッツジュン 原作との相違点(※ネタバレあり) | 徒歩歩日記

ガッツジュン 原作との相違点(※ネタバレあり)

電子書籍版で原作を読了。

 

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まずもって、

ジュンが、野卑、バンカラ、下品。

原作のままTV化されていたら、

演じる人も変わっていただろう。

 

また、村丘美代子も、

「美代っぺ」

 と呼ばれており、『柔道一直線』の

「ミキっぺ」

 に近い。

また、ジュンがTv版より女生徒にモテモテで、

美代子が嫉妬するシーンで、

「なんだよ、プーコ」

 と言っていて、

「プーコ」の語源は判明。

 

TV版では、

「沢村くん」

 と呼んでいるが、

原作では彼女が「ジュンちゃん」と呼んでいる。

純と美代子の関係も、TV版よりラブラブ(笑)

TV版の映子(純の姉)の分も活躍している感じ。

 

チームメイトだが、

川越は、ほぼ原作通りのキャラ。

大野は、メッチャ性格悪い。

顔も下品に描かれていて、

TV版の いいうちのおぼっちゃま 感が全然ない。

ただし、設定はTV版と同じ。

 

ジュンの祖母と姉が経営するレストランの名前も、

「ネバ」ではなく「銀星」

 

キャッチャー野島は、中学時代から既にジュンとバッテリーを組んでいる。

顔も一番原作とTV版と相違ないキャラ。

応援団長の豪田も、ほぼ原作通り。

 

TV版で3回しか出なかったルミが、

原作では、やや背景の異なるキャラとして登場。

TV版では描写がなかった、美代子との間で

ジュンの取り合いをする、というシーンがあり、

また、ジュンも、ルミに惚れている。

 

挑戦してくる高校名や選手名こそ違うものの、

反則スレスレの汚い手口で、

アグレッシブな試合をするのは同じ。

 

TV版でのジュンは、変化球投手だったが、

原作では剛速球投手。

 

ジュンが試合に出場するのを禁止されるのはTV版と同じだが、

復帰のしかたが、原作の方が激しい。

無理やり大野のエースナンバーをナイフで切り取って…

 とか、結構強引。

 

スカウトマンにそそのかされて、転校を意識するのは同じ。

 

TV版では、頻繁に

「ガッツ」

 をやっていたが、原作では案外出てこない。

大野とジュンが和解するシーンで、

始めて「ガッツだ」

 と、例のポーズをとっている。

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TV版の進藤に相当するキャラは出てこないが、

霧ケ丘校の二階堂が、わりと近い(顔もイケメン)。

TV版で、純の父に指導されたのは、

神子上兄弟だったが、

原作では二階堂。

神子上兄弟は原作には出てこない。

 

TV版では、初期に空手や柔道家やバレーボール選手と対決していたが、

原作では、甲子園出場を逃した際に、空手部へ入部する。

TV版では、その甲子園でも純のエラーで負けるのだが、

原作には当然、そんなシーンはない。

 

異種格闘技選を経て、魔球を編み出すのは、原作TVとも同じ。

ただし、二段スナップ、Zシュート、レインボーボールなどは出てこない。

 

また、原作でもラストで父に会えないのはTV版同様だが、

あとがきがついていて、

二年生で甲子園に出場するものの、二回戦で敗退(このへんはTV版っぽい)

そこで、父が一年前に死去していたことを知る、

 となっていた。

TV版で、なあなあにされたので、きっちりカタをつけてくれたのだろう。

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あれから数年。

社会にでた今も、あの青春の日の誓い

「ガッツ」を忘れず、力いっぱい頑張っているよ。

                           ジュン

 

という文章で、涙が流れた…

 

TV版も原作も、短い期間だったので、アッサリ終わってしまうのだけど、

ダラダラ長い試合の続く、他の野球漫画より、テンポよくて、一気に読めた。

 

 

やっぱり、この作品の本を作って、コミケに出たいな、

 と、また思った。