近い 近い 近すぎる~
上演後、私の左隣の女性二人組が放った言葉。
「あんまり近いんで、恥ずかしくて、
隣見ちゃった」
と話していた。
私は、今日がラストなので、
頭の上から降ってきそうな、
犬村大角役・市瀬氏と
犬坂毛野役・広氏を
穴があくほど見つめていた
殺陣のシーンでは、
旋回音が聞こえてきたり、
爆竹の音の凄さにビックリしたり…
今日の席は、なぜだか年齢層が高く、
私より上という感じの女性が多く、
「あの、犬坂毛野をやっていたのが、
(早乙女太一の)弟だと思ったら、
違う人なのね」
なんて言っている。
ん~、確かに目元似ているかも
本編についてだが、
前回、何かが物足りない
と思ってたものが判明した。
八犬士にとって、八つの玉と同じぐらいに重要な共通項である、
身体のどこかにアザがある
という設定に対して、全くスルーだったのだ。
それと、前半の比較的重要なカギとなる、
犬塚信乃が左母次郎に村雨を偽物とすりかえられてしまい、
それを道節が奪い返して、
信乃に返すシーンで、
道節の離反が決定される
という、澤瀉屋の舞台ではちゃんと再現されていた芝居が
今回は
出てこない。
また、ラストに従って
八犬士のうち7人までも戦死する
というのは、原作にはない。
そーか、そーか、これがなんか違和感だったんだ
と、よーやく納得。
だがしかし、
イケメンをかぶりつきでタンノーしたので、
個人的には眼福である。