何日かまえに
夫とおしゃべりしてて
「おとーさん、ほんとの話
なんで再婚しようと思ったの?」
って、きいてみた(笑)
心理カウンセラー
愛され妻まみーです
夫の昔ばなしをしていまして。
私は夫とよく会話します。
というか、夫もおしゃべりですし
というか、夫とちゃんと毎日
ある程度の会話時間をとらないと
怒られるぐらいです(笑)
夫がまだ小さい頃。
父親の浮気、女ぐせの悪いことが原因で
母親が4人の子どものうち
末っ子の生まれたばかりの夫だけを抱えて
離婚をしました。
その後、母親は生まれ故郷の徳山へ。
夫を姉一家に預けて
旅館に住み込みで働くようになったのです。
まったくの余談だけど、
その旅館は「松政」といって
「回天の母」といわれる女将さん(お重さん)から、夫の母はとてもかわいがられたそうです。
で、
夫の母がその旅館で働いているころ、ノーベル物理学賞の湯川博士がきたそうで、湯川博士がしたためた俳句の色紙が我が家にあるのです、ってちょっと自慢?してみた(笑)
もとい
おばさん一家は、旦那さんは当時、大蔵省の役人で単身赴任中で愛人がいたらしく、
おばさんは子ども4人を育てていた。
そして、夫が預けられた。
おばさん一家は、貧しかったわけではないらしかったが、とにかく夫はいつもあとまわしで、邪魔者扱いされたそうだ。
おまけに、おばさんはいつも情緒不安定な感じだったらしく、いちばん年少の夫を連れて、お不動さんだとか、神社だとか、おがみやとかに引き連れてまわったらしい。
おばさんがそんなふうだからか、そこの家の子どもたちからも、かなりいじめられたそうだ。
たぶん、2才ころから小学3年ころまであずけられていたみたい。
夫の記憶には、悲しい目や辛い目にあったこと、そんなことしかないらしい。
人にもよるとはおもうが、
小さな頃に経験したことが、大人になってからも、その人の行動になんらか影響するんだなと、
夫をみているとすごく思うわけで。
たとえば、夫の場合。
トーストに塗るバター。
私の家はマーガリンだった。
バターは高価だし、脂肪分も高いし、ほとんどトーストにはマーガリンだったのだが、
夫と一緒になって驚いたのが、トーストにバターをとにかくたっぷりつける。
健康オタクな夫なら、年齢的にもあまり高脂肪な食事は控えてもよさそうなのにだ。
夫は健康にすごく気をつけるタイプで、食べ物にでもすごくうるさかった。
だから、「なにがなんでもトーストにバター」をみるたび驚いた私。
それもホットケーキのCMみたいな感じで(わかる人にはわかる?)バターをのっけるしー。
それに、とにかくバターを切らさないように、まだあるにもかかわらず、買ってくる。
バターに対する執着がすごかった(笑)
ま、いいんだけどね。
いまはもう、その夫のあるがままを受け入れてるけどね(笑)
やはり、そこには理由があった。
おばさんちに預けられていたころの、バターにまつわる悲惨な思い出。
その話はまた今度、今日は長くなるから省略するー(笑)
その話を初めてきいたとき、ああそれであんなにバターにこだわるのか、と合点がいった。
過去、事業経営者となり、物質的にも何不自由ない生活を送ってきたであろうに、それでも「バターへの執念」を絶ちきれなかった夫。
健康のことを考えれば、そんなにバターをつけないほうがいいと思えるのに、バターだけはやめられない夫。
ま、今さら、やめようとか思わないのかもだけど(笑)
他にも、子どもの靴。
これも、夫が子どもの頃の靴への思いが、やたら子どもの靴を買う、あるのに買う、いらないのに買う、という行動に走らせるようだ。
どんなに、買わなくていいよといっても効果なし。
靴箱に見えるように並べてると安心するらしい。
片付けると、ないと思って買ってくる(笑)
うそみたいだけど、ほんとよ。
あともうひとつは、敷物。
とにかく、敷くものをやたら買ってくる。
マット類、マルチカバーとか。
玄関マットとか、あしふきマットとかね。
あとカーペット、じゅうたん。
そんなもの敷いても、洗濯物が増えるだけで意味ないのに、と私は思うけど、夫は違うらしい。
とにかく、やったらめったら目についたら買ってくる。
それもすごーく不思議だったんだけど、やっぱり幼少のころの辛い経験から来てるんだと、あるとき判明した。
本人は意識がないようだが、その何気ない思出話をきいて、あー!そういうことかと、やはり納得。
どれも、もう卒業してもいいんじゃない?って思うけど、やっぱり本人が「もうやめた、もういらない」って思わないとやめられないのかなあ。
あくまでこれは、うちの夫の場合ですから。
そんなふうじゃない人も当然いますので。
ただ、自分とか旦那さんとかが
なんでこんなことに妙にこだわるのか?なんて思ったときは
案外、子どもの頃の経験からきてることもあるかもよっていう話でした。
あー、話がズレてるー(笑)
なんで再婚しようと思ったの?だったはず。
ま、いっか。
それは次回にするとします(笑)
さいごまで読んでくださってありがとうございます
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