19/09/08 早稲沢から布滝、百貫清水(小野川湧水群) | 遠足日記

遠足日記

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*この写真は礼文島から見た利尻岳(利尻島)
  3日前に登った利尻岳を感慨深く眺めました。

2019年9月8日 吾妻連峰 早稲沢から布滝、百貫清水(小野川湧水群)

 

先日、某テレビ局の「日本の水トレッキング」という番組を何となく見ていたら、吾妻連峰の布滝、
百貫清水(名水百選小野川湧水群)が、全国の水トレッキングコースで日本の第2位になっていました。
 
エアリアマップで調べたら、西吾妻山・西大テン南にあるグランデコスキー場の西側にありました。
な~んだ、そのコースは今年4/16にも行った、いつもの雪山ルートのすぐ隣じゃないですか。
 
桧原湖の北端からスタートして、百貫清水を往復する2時間程度のコース設定で行ってみましょう。
標高は1,000~1,300mだから、初秋の9/8なら涼しいと思います。

 

仙台のいつもの場所で4人が合流して、6:30に出発。

仙台南ICから東北自動車道に入り、福島西ⅠCで下りて、R115を南西に走り桧原湖へ。

 

仙台から145キロ走り、桧原湖北端の早稲沢集落に8:50着。

 

ここから白布峠に続く西吾妻スカイバレーを1キロ走り、林道を2キロ行くと早稲沢登山口に着くはず

だったのですが、なんと!早稲沢集落で10:30まで通行止めだって!

 

今日は裏磐梯スカイバレーヒルクライム大会(自転車レース)が開催されていたんです!

休暇村裏磐梯スタート(標高820m)で、白布峠駐車場フィニッシュ(標高1,404m)。

標高差580m、全長16kmのコース。  

そんなこと知りませんでした~

 

しょうがないので、ここ早稲沢集落から早稲沢登山口まで、「吾妻川渓谷探勝路」を片道3キロ(60分)

歩きましょう。

水トレッキングコースで日本2位になったコースだと、たぶんこの探勝路も含まれているのだろうから、

コースタイムが2時間分増えるけど、かえって良かったと思うことにしました。

 

車を止めた空き地の隣に、立派な陸上競技コースがありました。

なんでこんな辺鄙なところに、新しくてきれいな施設があるんだろう?

 

 

ここは「スポーツパーク檜原湖」だそうです。

1周400mの全天候グラウンド、クロスカントリーコース、吾妻川渓流探勝路、管理棟などがあります。

 

この施設設置予算はどこから出たんだろう?

東日本大震災での福島原発事故の復興支援予算でしょうか?

 

誰もいないスポーツパークの隣に「吾妻川渓流探勝路」入口があります。

9:29にスタート。

 

 

探勝路は、木の階段など思ったよりアップダウンがあります。

 

 

 

吾妻川渓流を、右岸~左岸と何度か渡ります。

 

 

 

「吾妻川渓流探勝路」は、全て吾妻川渓流に沿ったコースです。

 

 

 

10:21に早稲沢登山口着。 (本当はここまで車で来る予定でした)

きれいなトイレ(紙付き)が有り、20台駐車可能です。

 

今日お目当ての布滝までは、ここから35分です。

 

ここから西大テン山頂までのコースタイムは3H5M。 西吾妻山の日帰り往復も可能です。

このコースは名水 百貫清水がほぼ中間点で、早稲沢登山口とデコ平登山口が繋がっています。

 

グランデコスキー場のゴンドラリフト利用で楽する方法もあるけど、夏山シーズンは8月末で終了。

次にゴンドラリフトが営業するのは、紅葉シーズンの10月上旬からのようです。

 

崖のトラバースで道が崩壊した場所に、新しい木の橋が掛けられています。

 

 

 

2つ目の新しい橋。

 

 

 

吾妻川渓流探勝路と同じで、こちらも渓流沿いのコースです。

なにしろ「水トレッキングコース」で日本第2位なんだから、水に沿っているのは当たり前ですね。

 

 

布滝・西大テン山頂方面と百貫清水・デコ平ゴンドラリフト方面の分岐点。

 

 

 

今日1つ目のハイライト、布滝に着きました。 

小さな白糸の滝がたくさん布のように広がっているという感じです。

 

 

滝上部のズーム。

 

 

布滝で15分休憩。

今日の会津若松市は35.8度の猛暑日でしたが、滝の下は涼しくて快適。

 

 

 

分岐点に戻って、今日2つ目のハイライト、百貫清水へ向かいます。

 

 

 

ブナ原生林の急坂を標高差140m登ります。

 

 

 

急坂が終わると、平坦な道が百貫清水~デコ平へ続きます。

 

 

 

もうすぐ百貫清水。

 

 

 

12:07 名水百選小野川湧水群の百貫清水に着きました。

湧きだした水が池のように溜まっています。

 

 

ここの標高は1,354mで、涼しくて快適。

 

 

百貫清水は、小野川湖に流れ込む小野川の源流部に位置する湧水で、「小野川湧水」として環境省の名水百選に選定されました。

 

小野川の源流部は、原始性の高いブナの森があり、それが水源涵養の森として作用して湧水群を生み出しています。

百貫清水という名は、その水が百貫目あっても持ち帰りたいということから名付けられたそうです。

 

ブナ林とカラマツ林の境界から湧き出す百貫清水は、砂を巻き上げ底からボコボコと湧き出しています。

 

 

 

柄の長いひしゃくが備え付けられているので、

 

 

 

底からボコボコと湧き出しているあたりの水を汲んで飲みましょう。

う~ん、美味しい。確かに名水ですね。

 

 

同行のH嬢が、この名水でコーヒーを入れてくれました。

 

 

 

軽食を取り、コーヒーを飲んで55分休憩。

 

 

 

帰りは往路で歩いた「吾妻川渓流探勝路」を通らずに、車道歩きで駐車場へ。

 

 

 

樹林帯を抜けると、道は途中からアスファルトに変わり、暑くて大変でした。

 

 

 

トウモロコシ畑で空を飛んでいた害鳥除けの鷹型凧。

 

 

 

西吾妻スカイバレーに出ました。

13:58 駐車場着で今日の水トレッキングは無事終了。

 

 

桧原湖南端にある遊覧船乗り場向かいの「裏磐梯物産館」で、

北塩原村名物の塩ソフトクリームを食べました。

 

 

 

「裏磐梯物産館」の隣にある「柳沼」は、「五色沼」の一番西側の沼です。

 

 

 

今日歩いたコースです(GPS軌跡)

 

今日の会津若松市は35.8度の猛暑日だったから、水トレッキングコースにしておいて良かったです。

 

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