どんな一日に向かっても

 どんな一日に向かってもこう言おう。
 「今日は良い日だ。素晴らしい一日だ」と。
 そうすれば、明日を待ち焦がれる思いは、持つ必要がなくなる。
 きょうが頂点。吹き上がる噴水の一番高いところ。「生の真昼」。
 今日以外のもっと良い日を求めないことだ。

 いつの日かの熱狂と陶酔は、望ましいことだろうか。
 わたしたちを待ち受ける苦しみは避けるべきだろうか。
 熱狂も陶酔も、興奮も苦しみも、来るに任せ、受け容れよう。
 そして、雨や風がやがて過ぎ去るように、過ぎ去らせよう。

 すべての今を憎まず、否定せず、
 明日を待ち焦がれなければ、
 その迷いに囚われなければ、
 どんな今も楽しい時であるだろう。