まだ書きかけなんだけど、できただけとりあえずアップしておきます。
日向(ひなた)山と根岸稲荷
小田急線向ヶ丘遊園駅から、 明治大学、専修大学へ向かうバスに乗ると、途中、小田急線と交差するあたりで、道路が上り坂になる。 その小高いところから、あたりを見渡すと、南側に山が見える。それは多摩丘陵の一部だ。しかしその山が目を引くのは、こんもり茂った森の中に、何本もの真っ赤なのぼり旗が、山の中腹に沿った道の両側にひらめいているからだ。最初それを見たとき、あれは何だろうと思ったものだ。
しかし、そのバスの車中には、若い大学生が大勢乗っているのに、その妙な風景に目を向ける人はいなかった。いつも見慣れた景色だからかもしれない。しかしわたしは、多くの車が行き交い、混雑している道路のすぐそば、その中に埋もれたような格好で、ひるがえっている赤い旗が、妙に気になった。あの、ずらりと並んで、山の中腹まで上っている赤い旗のところには、いったい何があるんだろう。
もちろんその日は、ポスティングの仕事で出かけたので、その山のところに行って確かめることはできなかった。
それから数日後、ひまができたので、例のあの山のことを思い出して出かけた。
向ヶ丘遊園駅を出て、五反田川沿いの大きな道路を歩いて行くと、生田駅との中間あたりにその山がある。そのあたりはもう街外れで、家は少ない。 道路のすぐそばに山が迫っていて、車が行き交っている。道路脇の歩道を歩いて行くと、例ののぼり旗が立ち並んでいる、狭い、急な坂道に行き当たる。急な坂なので、所々コンクリートの階段になっている。近くで見ると、その赤い旗は、神社への奉納で、「根岸稲荷」と書いてあり、奉納者の名前が旗の下の方に小さく書いてある。下から見上げると、崖に沿った坂道に、上までずらりと旗が翻っている。
なるほど、これはお稲荷さんの神社だなと気がついた。そこで、そのお稲荷さんの参道になっているその坂道を上っていった。
日向(ひなた)山と根岸稲荷
小田急線向ヶ丘遊園駅から、 明治大学、専修大学へ向かうバスに乗ると、途中、小田急線と交差するあたりで、道路が上り坂になる。 その小高いところから、あたりを見渡すと、南側に山が見える。それは多摩丘陵の一部だ。しかしその山が目を引くのは、こんもり茂った森の中に、何本もの真っ赤なのぼり旗が、山の中腹に沿った道の両側にひらめいているからだ。最初それを見たとき、あれは何だろうと思ったものだ。
しかし、そのバスの車中には、若い大学生が大勢乗っているのに、その妙な風景に目を向ける人はいなかった。いつも見慣れた景色だからかもしれない。しかしわたしは、多くの車が行き交い、混雑している道路のすぐそば、その中に埋もれたような格好で、ひるがえっている赤い旗が、妙に気になった。あの、ずらりと並んで、山の中腹まで上っている赤い旗のところには、いったい何があるんだろう。
もちろんその日は、ポスティングの仕事で出かけたので、その山のところに行って確かめることはできなかった。
それから数日後、ひまができたので、例のあの山のことを思い出して出かけた。
向ヶ丘遊園駅を出て、五反田川沿いの大きな道路を歩いて行くと、生田駅との中間あたりにその山がある。そのあたりはもう街外れで、家は少ない。 道路のすぐそばに山が迫っていて、車が行き交っている。道路脇の歩道を歩いて行くと、例ののぼり旗が立ち並んでいる、狭い、急な坂道に行き当たる。急な坂なので、所々コンクリートの階段になっている。近くで見ると、その赤い旗は、神社への奉納で、「根岸稲荷」と書いてあり、奉納者の名前が旗の下の方に小さく書いてある。下から見上げると、崖に沿った坂道に、上までずらりと旗が翻っている。
なるほど、これはお稲荷さんの神社だなと気がついた。そこで、そのお稲荷さんの参道になっているその坂道を上っていった。