以前何度か、東京狛江市の元和泉というところを、ポスティングの仕事で歩いたことがあった。元和泉は狛江市の中でも多摩川のすぐ近くの地域だ。多摩川沿いの遊歩道にすぐ接している。その元和泉に奇妙に荒れた場所がある。ぽつんぽつんと古い住宅があるきりで、その周りは何もない空き地となっている。ずいぶんその状態で放置されてきたらしく、草が高く生い茂っているところもある。都立狛江高校の裏手のあたりだ。
そのあたりを歩いていたとき、一軒ぽつんと立っている家の前を通った。ずいぶん古いらしく、白い壁も少し黒ずんでいた。しかしその家の前には看板がかかっていて、「日本キリスト教団和泉多摩川教会」と書いてあった。おや、こんなところに教会が? と思って、その看板を眺めた。その看板もずいぶん古いものらしかった。普通教会というと大きなチャペルをイメージするものだが、その教会はごく普通の住宅で、二階建てだった。ずいぶん小さな教会だな。信者もあまりいないんだろうなと思った。しかしその看板に書かれた牧師の名前からして、ここの牧師はあの有名の救世軍の山室軍平の子孫なんではないかなと思った。
その後そのあたりを歩き回る機会があったが、そのときには元和泉のそのあたりは新しい道路になっていて、例の和泉多摩川教会はなくなっていた。ああそうか、あの教会は道路の拡張工事のために取り壊されたんだ。あんな小さな教会だったから、たぶんそれっきりなくなってしまったんだろうと思った。
ところが昨日、元和泉とは大きい道路を隔てた向こう側、東和泉というところをポスティングしていた。小田急線和泉多摩川駅のすぐ近くだ。多摩川に架かる橋を通っているその大きな道路のすぐ脇に出たとき、新しい小さな建物があった。見てみるとその玄関に、「日本キリスト教団和泉多摩川教会」という看板が出ているのを見つけた。おやおや、あの教会はなくなったんではなくて、こんなところに移転していたんだ。
前の場所からは二、三百メートルしか離れていない。大きさも、前の教会の建物と大して変わらない、普通の住宅ぐらいの大きさ。しかしなんといっても前と大違いなのは、真新しいできたての、それなりに教会らしい建物で、障害者用のスロープまで設置されている。おそらく道路拡張工事に伴って、市から移転費用がたくさん出たのだろう。それで新しい教会を建築できたというわけだろう。
この新しい「和泉多摩川教会」をたまたま発見して、わたしが思ったのは、教会というのはなかなかなくなるものではないんだな、ということだった。
そのあたりを歩いていたとき、一軒ぽつんと立っている家の前を通った。ずいぶん古いらしく、白い壁も少し黒ずんでいた。しかしその家の前には看板がかかっていて、「日本キリスト教団和泉多摩川教会」と書いてあった。おや、こんなところに教会が? と思って、その看板を眺めた。その看板もずいぶん古いものらしかった。普通教会というと大きなチャペルをイメージするものだが、その教会はごく普通の住宅で、二階建てだった。ずいぶん小さな教会だな。信者もあまりいないんだろうなと思った。しかしその看板に書かれた牧師の名前からして、ここの牧師はあの有名の救世軍の山室軍平の子孫なんではないかなと思った。
その後そのあたりを歩き回る機会があったが、そのときには元和泉のそのあたりは新しい道路になっていて、例の和泉多摩川教会はなくなっていた。ああそうか、あの教会は道路の拡張工事のために取り壊されたんだ。あんな小さな教会だったから、たぶんそれっきりなくなってしまったんだろうと思った。
ところが昨日、元和泉とは大きい道路を隔てた向こう側、東和泉というところをポスティングしていた。小田急線和泉多摩川駅のすぐ近くだ。多摩川に架かる橋を通っているその大きな道路のすぐ脇に出たとき、新しい小さな建物があった。見てみるとその玄関に、「日本キリスト教団和泉多摩川教会」という看板が出ているのを見つけた。おやおや、あの教会はなくなったんではなくて、こんなところに移転していたんだ。
前の場所からは二、三百メートルしか離れていない。大きさも、前の教会の建物と大して変わらない、普通の住宅ぐらいの大きさ。しかしなんといっても前と大違いなのは、真新しいできたての、それなりに教会らしい建物で、障害者用のスロープまで設置されている。おそらく道路拡張工事に伴って、市から移転費用がたくさん出たのだろう。それで新しい教会を建築できたというわけだろう。
この新しい「和泉多摩川教会」をたまたま発見して、わたしが思ったのは、教会というのはなかなかなくなるものではないんだな、ということだった。