『花山稲荷大明神参拝』 | サイトウちゃんの日々つれづれ

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2024年05月20日撮影。

元々は藤原北家花山院家の邸宅地内にあった「正一位花山稲荷大明神」です。

現在は京都御苑の中の宗像神社の境内にあります。


花山院家は「かさんのいんけ」と読みます。かざんいんではありません。
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「花山さん」と地域の人たちに親しく呼ばれているので、「かさんいなり」でいいんでしょうね。


山科にある花山稲荷神社(はなやまいなりじんじゃ)は、同じ京都にあり似た名前ですが関係はないです。


社伝によると「衣食住」の守護神として伏見稲荷を勧請(かんじょう)したとされております。

さすが大貴族。 稲荷神社といっても商売繁盛とかは関係がありません(^o^;


なかでも住の神様の色が強いようですね。

「翁草」(おきなぐさ・江戸時代に書かれた随筆)には、

「諸国の狐は代々、花山院家に陪従す。故に昔より禁裏回録度々有ると雖(いえども)、此家焼る事なし。宝永五年の大火にも、猛火の中に独此家は火を遁る、此度(天明の大火)も同前なり。嘗めて聞く、炎の中に化人雲霞の如く、彼家を守護して火を防ぐ共、又は通力にて洒水の法を行う共云り」

とあり、火防せの神様として篤く信仰を集めております。


全国の狐は花山院家の家来だというのだから凄い勢力の大貴族です(^_^;)。


お参りして、次は同じ境内の京都観光神社へ。