『築地の「波除稲荷神社」』 | サイトウちゃんの日々つれづれ

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Le sanctuaire shinto " Namiyoke Inari-jinja" à Tsukiji, Tokyo.
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2023年12月20日。

築地にある「波除稲荷神社」(なみよけいなりじんじゃ)。


江戸時代、築地を埋め立てて造っている最中、何度も荒波が押し寄せ工事が難航したそうです。

しかしある夜、海面に光を放って漂うものがあり、それを祀ると波風がおさまり工事が進んだことから、これを御神体として祀り、波除神社を創建したそうです。


ですから、波除稲荷神社が創建されたのは、築地に魚河岸が出来る前ですね。

魚河岸と繋がりの強い神社ですが、「魚河岸水神社」(すいじんじゃ)が豊洲にお移りになられても波除神社がここに留まっているのはそういう理由かと納得しました。


写真1枚目がオス獅子、正式には「厄除天井大獅子」と云います。


写真2枚目がメス獅子、「弁財天お歯黒獅子」。


詳しい説明ははぶきますが、両方とも「つきじ獅子祭」で担ぎだされます。

雌獅子の方は担ぐことを考慮に入れて作られているので、写真の下の方を見ると分かると思いますが、担ぎ棒(角材)を差し込めるようになっています。

雄獅子の方は担ぎだすことは考えずに造られたので、大きすぎてこれを担ぎだすとなると大変……平成9年に担ぎだしたときには担ぎ棒が重さに耐えきれず曲がってしまいました。

それほどの物ですが、築地の若い衆にかかればこれも祭りで出てくるのですごいです。


両方にお祈りしました。


波除稲荷神社には「活魚塚」、「海老塚」、「鮟鱇塚」、「玉子塚」など、魚河岸のあった築地らしく、さまざまな海の生物や玉子などが慰霊されているようで塚がたくさんあります。

その中で見つけた「すし塚」……すしは生き物ではなく料理法では(^_^;)??


すし塚の由来も書いてありましたが、小さい字でびっちり書いてあるので、この時は読みませんでした(^o^ゞ


やっぱりお寿司は日本人の魂なのでしょうねぇ。 

焼き魚塚とか煮魚塚とかなかったもんな。

寿司に対する日本人の執念というか、愛着というか、非常に強いものを感じました。


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