『「舞妓さんちのまかないさん」実写版を見ました』 | サイトウちゃんの日々つれづれ

サイトウちゃんの日々つれづれ

何気ない個人の日々の出来事を書いていきます。

J'ai vu une série en Netflix "Kiyo in Kyoto"(Maiko-san chi no Makanai-san).
----------

小山愛子さんのマンガ「舞妓さんちのまかないさん」のファンなのですが、その実写版がNetflixで見られるということで、その為だけにNetflixに加入しました。 見終わったら即退会したけれど。


以下ネタバレ注意です。


さてその実写版ですが、総合演出を是枝裕和さんがやり、若手さんたち数名がその下で監督・脚本・編集をするという形式です。


是枝裕和さんは優秀な方だと思いますが、2004年『誰も知らない』や2018年『万引き家族』などの監督さんです。

「舞妓さんちのまかないさん」の実写版を観る前に、是非小山愛子さんの前作「ちろり」(全8巻)を読んで、それから是枝裕和監督の「誰も知らない」を観て欲しいと思います。

価値観や「間」が全然違うのだよね。 むしろ真逆と云っていい。


なんで是枝裕和監督の下で実写化したかなぁ。。。

プロデューサーはなにをしていた? 是枝裕和監督がどうしても撮りたかったのかなぁ。。


キヨちゃん、すーちゃんがほとんど脇役になってしまい、大人の話が中心軸に据えられているようにしか見られません。

非常に残念な実写化になってしまいました。

やっぱり是枝裕和監督は人間を描きたかったのだろうね。 ほっこりとした小山愛子の作品とは相性が悪いです。

どうしても花街を描きたかったら、自分の名前で自分でやってください。


舞妓ちゃんそっちのけで花街のドロドロとしたものが出てくるので飽きます。

そんな現実話、花街におったら毎日聞く話や。 複雑な家族関係の人間模様もいらんわ。


僕はめがねさん姉さん(つる駒ちゃん)のファンなんですが、このマンガでは重要な人物のめがねさん姉さんがすーちゃん(百はなちゃん)の凄さを見て心が折れて舞妓ちゃんを廃業するのもまったく意味が分からん……。

それこそ現実ではようある話やけど、ほっこりしたストーリーの小山愛子さんのマンガの中ではいらん話や。


それと最近屋形さんがBarを経営してるところも増えてきているようですが、僕はこれが、とても、とても、とても、嫌いです。

芸妓さん、舞妓さんたちは、芸を見せてこその芸妓さん舞妓さんだと思います。

Barのカウンターに立って接客したら、ただのコスプレガールズバーやがな。 花街を貶めるものだと思っています。

そもそもドラマの中のセリフでもあるけれど、お座敷遊びするお金がないお客さんがBarで飲んでますが、カネないなら花街に来るなや。

路上でただカメラで盗撮してるヤツとか、撮影会しか来ないヤツとか、コスプレガールズバーで遊んでるヤツとか、全部いらんわ。

いや、花街も経営が厳しくなってきていますからね。 色々と手を出すのはまったく分からないわけでもないですが、ドラマの中で原作にも出てこないBarをわざわざ出してきて、無理矢理そこを中心にストーリー展開させる必要あるか?

花街への愛がまったく感じられません。 最悪や。 見ていて嫌悪感すら湧くわ。


結論として、シーズン2が出ても見ないです。

マンガだけで十分です。 もし次実写化するならば、小山愛子さんの「間」や価値観の理解できる人がやって。


#京都 #花街 #芸妓 #舞妓 #舞妓さんちのまかないさん #漫画 #マンガ #コミック #小山愛子 #是枝裕和 #実写版 #ネットフリックス #manga #KiyoinKyoto #MaikosanchinoMakanaisan #Netflix #Drama #série