むね歯科クリニック院長 歯周病専門医の笹生です。
9月ももう半ば、だいぶ夏の陽気も少なくなり秋の気配が強くなってきました。

9月はもう秋。秋といえば、なんでしょうか⁇
天高く馬肥ゆる秋?
読書の秋?
もの想いの秋?

私にとっては、今年の終盤戦が始まる秋であり、学会の秋でもあります。

三連休の初日はインプラント学会。歯科の学会も色々ありますが、この日本口腔インプラント学会は、最大級の会員数を誇ります。
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今年の年次大会の会場は有楽町の東京国際フォーラムです。まあ、予想はしていましたが、すごい人、人、人。
見慣れた顔もちらほら見えます。

私が、インプラント学会に参加するようななって4年くらい経ちますが、ようやく学会の雰囲気にも慣れてきた気がします。周りの状況にも気を配る余裕が出て来ました。

個人的な感想ですが、これまではデジタルデンティストリーからインプラント周囲炎へのシフトが感じられましたが、今年はそれに加えて高齢者有病者対応が目立つように思えました。

学会といえば、来月は日本歯周病学会が控えてます。どんな変化があるのでしょうか。

さて、年末にも幾つか発表を控えてますので、これから本格的に準備に入ることになります。また、夏休みの中断期間を経て勉強会も再開です。
インプラント学会に先立つこと10日前は包歯研。この会場のあるビルも近々取り壊すそうで、見慣れたこの風景もあと僅かです。
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今回は若手2人の発表です。
2人とも似たような感じの症例に対しての報告でしたが、焦点が異なるので当然ディスカッションも変わってきます。
十人十色といいますが、一人として同じ方はいませんから、患者様としてお越しになる方も我々治療を行う側もすべて、その都度一発勝負になります。ともすると、分かりやすさから、類型化を図りたくなるものですが、そういうことではないのだという事を再認識しました。

そして、月の半ばにはまた包歯研。
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包歯研1年目のK先生が発表しています。
心臓がバクバクしていることでしょう。これまた言い古された言葉ですが、始めからエキスパートはいないのです。誰にでも始めがあります。今後の成長に期待です。

名実ともに、この会場での例会はこれが最後です。
私が包歯研に入会したのが2000年頃ですので、実に14年くらい通い続けています。医科歯科大に所属していた時から縁あって入会させていただきましたが、その時にはすでに他の勉強会にも参加していましたので自分の初発表時は今回のK先生のようにバクバクする事もなく、曲がりなりにも何とか終えたことを覚えています。

大学の医局でもいわゆる症例検討会というのがあります。こちらは名実ともに検討会で、方法論と解決への道筋を討論する、勉強の側面が強いのですが、私が所属するようなグループでの発表は、治療とそこに至る思考と、その結果としての経過を報告します。どちらかというと振り返ることで検証するための行為のように思えます。

特に歯科治療は、密室で進められ、治療を担当する人間の経験値や技能も十人十色なので、プロセスも含めて省みる必要があると思っています。その意味で、研鑽の場に身を置き続けることは大変ではありますが、欠かせないことだと考えています。