むね歯科クリニック院長 歯周病インプラント専門医の笹生です。

実に3カ月ぶりの更新となりました。
この間、何もなかったわけではなかったのですが、気がつけばこんなに開いてしまいました。

9月にはインプラント学会。

10月には歯周病学会。

11月には国際歯科大会。

学会のほかにも、セミナーや講習会にもよく出席することができて、今後に繫る良い経験をする事が出来ました。

しかし、それ以上に今年もいろいろな患者様にお越しいただいて、多くの出会いとご縁をいただきました。お越しいただいた方々には、スタッフ共々感謝申し上げます。
また来年は、より総力を挙げて充実した診療が出来るように努めて参ります。

来年もよろしくお願いいたします。
むね歯科クリニック院長 歯周病インプラント専門医の笹生です。

気がつけば、10月です。
しかし、一向に涼しくなりません。今年は、6月中の梅雨明けといい、例年よりも異常気象が続いているように感じますね。象徴的なのは、台風ではないでしょうか。例年は北上するはずの台風が逆走…関東から西に向かいました。その次は、風台風。関空の被害は、甚大でした。



七月末、その逆走台風を追うように、東京から京都へ向かいました。幸いにして、大騒ぎした台風の影響はほとんどなく、京都へ到着した時は、既に晴れ間が広がっていました。

今回は京都府内にご開業の窪田先生に、Macintoshの使い方を教わります。ベーシックセミナー1回目は台風一過で気温の上がる、京都の駅近くの会議室でした。


いやそれにしても、私も学生時代からMacを使ってきたので、それなりに使いこなしているつもりでしたが、私の知識や技術は既に過去のものとなっていたようです。へー…とか、はー…とかしか言葉が出ません。一回目は本当に基礎的なこと、そして、使い易くするための設定などを学んできました。

さらに8月末、今度は大型台風が目前に迫るなか、続く2回目のベーシックセミナーでした。


今度は京都の中心部四条にほど近い、会議室です。今回は、さらにMacといえばこれと言われるほどのプレゼンソフト、Keynoteの扱い方の基本のキ、でした。


大学在籍中から、プレゼンソフトといえばパワーポイント、と教え込まれてきたのですが、そこは元々ウィンドウズパソコンのソフトですから、Macと相性や連携性が今ひとつ良くありませんでした。さらに最近はMacでの、流麗なプレゼンテーションを目にする機会が増えてきて私のなかでKeynoteへの意識も高まっていました。

アップル創業者でもある、スティーブ・ジョブズが製品発表の際に用いたプレゼンソフト、それがkeynoteです。一見すると、操作性から始めパワーポイントと似通ってますが、設計思想がジョブズ専用ソフトですから、イメージを具現化しやすく画像の扱いに長けています。

今回はまさに基本のキ、ベーシックコースでしたが、プレゼンテーションに特化したアドバンスコースもあるので、来年はそちらも受講してみたいですね。

ところで、京都は今、注目の都市だそうですよ。
最後は、そんな京都点描です。

窪田先生は、とてもグルメな方ですので、昼食や懇親会の場所も素晴らしいところでした。

会場近くの、権太呂にて昼食。
おそばで有名ですね。にしんそばをいただきました!


懇親会は焼肉!
肉屋直接の卸だそうです。

会場近くには、八坂神社があります。

最後は、まだオープンして1週間の、アップルストア。日本ではここだけという、ジョブズシアターの階段!


いやはや、アップル尽くしの一日でした。


むね歯科クリニック院長 歯周病インプラント専門医の笹生です。

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酷暑ですね。東京でも初の40℃超とか。しかも、8月もしばらくこの暑さが続くそうです。もはや、亜熱帯の環境です。

 

さて、梅雨明け間もない7月中旬の土曜朝、私は北陸新幹線に乗り、一路金沢を目指していました。


金沢に土日に開催される、日本臨床歯科医学会総会 夏季学術大会に参加するためです。

 

日本臨床歯科医学会...聞いたことも見たこともない学会名です。一般的には学会の名前を見れば、だいたいはその会の内容が予測できるものです。例えば、日本歯周病学会や日本口腔インプラント学会といったように。これらはいわゆる専門部会といって、日本歯科医学会という大きな学術団体の下部団体として、より専門性の高い内容を研究したり究めたりするための集団で、それを学会ということが多いのですが、この「日本臨床歯科医学会」は、傍目には何がメインなのかわからないのです。


実は、この学会はSJCD(Society of Japan Clinical Dentistry)という歯科医師が集う勉強会が学会へと変化したものなのです。もともとが勉強会ですから、これといった専門性を有するわけではなくて、歯の治療(歯科臨床といいます)を高いレベルで行っていこうと志す歯科医療関係者の集合体というところが、その本質なのです。


私は、7年くらい前にこのSJCDのセミナーを受講しまして、それから今に至る間に、SJCDが主催する他のいくつかのセミナーも受講しました。そして、先年SJCDの東京支部へ入会しておりましたので、この日本臨床歯科医学会の会員ということになっておりました。

 

そんなわけで、2年に一度開催される、総会併催の夏季学術大会に参加してまいりました。今回の会場は、先述したとおり、石川県金沢市。北陸の小京都、加賀百万石のお膝元です。学術大会総会は今回が初参加ではありますが、金沢には学生時代に一度訪れたことがあるので、2度めの訪問になります。とはいっても20数年前ですから、何もかもすべて変わっていました。一番変わっていたのは、やはり北陸新幹線でしょう。20年前は、東京から東海道新幹線で米原駅を経由し、湖西線で福井まで出て、そこから北陸本線で金沢を目指すという、一日がかりの旅でした。しかし、今回は金沢直通、3時間半という実にあっという間の旅でした。

 

新幹線を降りて、歩いていると同じ東京の、同じ勉強会の先生と偶然鉢合わせしました。たまたまお昼時ということもあり、その先生方とともに、昼食を食べようということで駅構内を回ったのですが、どこもいっぱい...やむを得ず、駅のすぐ脇の回転寿司のお店へ...

 

着席して、メニューを見渡したのですが、これがちょっと値段が張っているように感じました。でもまあとりあえず食べてみようと注文しまして、出てきた見た目は普通のお寿司なのですが、ところがこれが、美味しいのです。東京の回転寿司を想像していた私は、いい意味で期待を裏切られた結果となりました。

値段もむしろ、安いんじゃないかとくらいに思える感じで、お腹も気持ちも満たされたところでいざ会場へ。

 

会場は石川県立音楽堂。この手の会場は、市内中心部か外れにあることが多いのですが、なんと今回は駅の脇にあり、徒歩1分。こちらもあっという間に到着。

 

会は土日2日を通じて行われます。両日ともに各地方支部から選抜された、発表者が練りに練ったプレゼンテーションを行い、それぞれに評議委員の先生方が討論と講評を行います。どのプレゼンテーションも例外なく熱く盛り上がり、あっという間に二日間の発表が終わりました。

 

そんなわけで、初日は懇親会のレセプションを経て、数名の先生方とともに事前に予約していただいてあった市内のお寿司屋さんへ。


ハモのお造りから始まるコースですが、いや絶品。美味しすぎます。ノドグロの炙りなどは、えも言われぬ喉ごしで、ここもまた、あっという間の時間。



そして、お店の方に教えていただいたのが、シメのラーメンならぬ、辛味大根おろしの冷やし蕎麦。
辛いのですが、さっぱりとして、お寿司の後のはずなのにしっかりいただけます。

 

翌朝は、さすがに朝からお寿司というわけにはいかずに、ホテル近くのスターバックスで軽くコーヒーを頂き、会に臨みました。もちろん、学会が目的ですから、会が終了すれば、観光などせずに帰途に付きます。

 

なんと、行きでも偶然乗り合わせた東京の先生方と帰りの新幹線も同じ電車ということがわかり、せっかくですので途中までご一緒させていただき、慌ただしく駅弁やらお土産を買い込んで、新幹線に乗り込みます。駅弁は、さすがに観光もしなかったのでノドグロの棒寿司を選んでみました。駅弁とはいえ、かなりコクがあって美味しくいただきました。

 


棒寿司を頂き、学会の内容に思いを馳せていると、気がつけばもう東京。たかだか二日間でしたが、普段の学会とは違い、食事にディスカッションにと、とにかく密度の濃い時間を過ごせたように思います。


まさに、あっという間の時間でしたが、このために支えてくれたスタッフや変則日程を受け入れてくださった患者様に感謝です。