こけた。
大人になってう~んぐにゅぐにゅ年、街中でおもくそこけました。
『きのう何食べた?』(ドラマ)に影響され、自炊欲がムクムクと沸き上がった私は
今晩のおかずのことを物凄く真剣に考えながら歩いていました。
したら、なにもないところでバランス崩してこけた。
ラオウの美学を特集した番組で
「ラオウは、ボコボコにされても決して膝など地につけない」
と言ってましたが、自分はラオウとは真逆で
むしろ、膝から一気にダーン!と地につく形でこけました。
orz ←まさしくこの体勢
擦りむくというより、打ちつけるイメージ。
令和元年、私は物影に潜んでいた曲者に突然切りつけられた侍みたいになっていました。
とにかく、いい年したOLが公衆の面前で晒していいようなこけかたではなかった。
よっぽど風変わりなこけかただったんでしょうね。
一旦横を通りすぎた見知らぬおっちゃんが
「大丈夫ですか?!」ってわざわざ引き返してきましたからね。
そりゃもう、今年一番かってくらい張りのある声で元気いっぱいレスポンスしましたよ。
「大丈夫です☆」って。
(要は滅茶苦茶恥ずかしかった)
んで、
『え?今ワシこけました?気のせいちゃいまっか。』
という体(てい)で歩きだしたのですが、
膝は口ほどに物を言うとはよく言ったもので
膝、めっちゃ流血しとるやん。
痛い。
すっげぇ痛い。
あ~もう、黒王号(ラオウの愛馬)来てくんねぇかなぁ。
普通に歩いているとスカートが紅に染まるので(ちょっとドラマチック)
スカートの裾をまくりあげて、軽く舞踏会行く人みたいになりながら帰宅しました。
ヒーヒー言いながら傷口を洗い流し、スマホで「膝擦りむいた時の対処法」を検索。
驚いた。
今はマキ○ンで消毒して絆創膏貼るような時代ではないのですね。
自己治癒力で治すのがトレンドみたいで湿潤療法と言うらしい。
とにかく止血。
話はそれからなんだけど、何故だかなかなか血が止まってくれない。
テレビをつけたら『帰れマンデー見っけ隊‼』でエースが美瑛を訪れていた。
ちょっ…待てよ!(キムタク)
あんた、美瑛ゆうたらワシが毎年行ってる大好物の土地やないの。
1週間ひたすら丘を巡ったこともあるほどで、もはや自分の地元より詳しい。
だから、ぜるぶの丘を探すダーヤマが右折した時は
「ちゃう!まっすぐ!まっすぐや!」
と、秒でテレビにツッコミました。※止血真っ最中
粗方血も止まったところで、ジャージの右すそを膝までまくり上げて
ヒップホップダンサーみたいになりながら近所のドラッグストアに行きました。
キズパ〇ーパッドと、普段は絶対に買わないランチ〇ックを何故か3個も購入して帰宅したのですが
キズパワー○ッド説明書の「禁忌・禁止」欄を読んでびっくり。
自分の傷がまさしく「禁忌・禁止」にあてはまる状態だったのです。
せっかく買ったのに結局怖くて使用できませんでした。
(だって「禁止」だけならともかく「禁忌」とか書かれたらめっちゃこわない?)
トレンドの湿潤療法が使えないのなら、昭和の王道・消毒か?と思ったのですが
ネットでは「消毒液は絶対に使わんとき。痛いだけや。自然治癒力に任せなはれ!」という考えが主流で
(マキ〇ンの立場…いや、買ってへんねんけど)
結局何もせずに放っておくことにしました。
今はだいぶ傷もよくなってきて、普通にしてたら痛みも感じないのですが
未だに右膝をつくことは出来ません。
(昨日デッキから円盤を取り出す際に、うっかり右膝ついた時は変な声が出た)
今回のケガで、普段の生活でいかに無意識に右膝を地につけて生きてきたかを思い知りました。
ありがとう、右膝。
これからもよろしく。
何が正解だったのかよく分からないのですが、とりあえず今の私の右膝の状況は非常にわんぱくです。